青山商事news|年商2548億円0.8%増・経常利益1.1%増/カジュアル事業低迷

青山商事(株)(広島県福山市、青山理社長)の2018年3月期決算が発表された。

売上高2548億4600万(前期比100.8%)、営業利益205億9100万円(前期比101.9%)、経常利益213億1100万円(前期比101.1%)、純利益114億6100万円(前期比99.1%)。営業利益、経常利益を増益。

営業利益率8.1%、経常利益率は8.4%。

主力のビジネスウェア事業は青山商事(株)ビジネスウェア事業、ブルーリバース(株)、(株)エム・ディー・エス、(株)栄商、服良(株)、青山洋服商業(上海)有限公司が担う。その売上高は1887億2800万円(100.2%)、セグメント利益(営業利益)190億6400万円(97.9%)と、増収減益だ。とくに既存店売上高は、客数減が響き、前年同期比97.5%に留まっている。主力アイテムのメンズスーツの販売着数は前期比96.8%の212万6000着で、平均販売単価も99.3%の2万7298円に下がっている。ビジネスウェアは少子高齢化とクールビズで厳しい環境にある。

「洋服の青山」を16店(うち移転5店)、「ザ・スーツカンパニー」を10店(うち7店は業態変更による出店)、レディス専門店「ホワイトザ・スーツカンパニー」を2店と着実な出店を重ねた。

カジュアル事業はキャラジャ、リーバイスストアを運営する青山商事(株)カジュアル事業とアメリカンイーグルアウトフィッターズの(株)イーグルリテイリングだが、アメカジ市場の低迷で、売上高は151億4500万円(90.8%)、セグメント損失(営業損失)は8億4000万円。前期はセグメント損失15億5600万円だったから、損失幅は狭まったが厳しい状況だ。もちろん、ユニクロの影響は大きい。

ミスターミニットの総合リペアサービス事業は、売上高125億2500万円(106.0%)、セグメント損失(営業損失)は5億600万円。サービス多角化、出店加速を図るための先行投資が増加し、損失に転じた。

関連カテゴリー

決算 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧