U.S.M.H.news|第1四半期は1721億円の増収増益/事業3社の連携進む

(株)ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(東京都千代田区、藤田元宏社長)が、2019年2月期の第1四半期決算を発表した。

営業収益は1721億8200万円(前年同期比0.5%増)、営業利益が30億6200万円(12.5%増)、経常利益32億1200万円(14.8%増)、四半期純利益19憶6500万円(11.5%増)と、第1四半期は好調に推移した。前年が落ち込んでいたため、回復基調にあるとも言える。

営業利益率1.8%、経常利益率1.9%。

この第1四半期におけるマルエツ単体の営業収益は925億5400万円(0.6%減)だが、カスミ単体は676億4800万円(1.6%増)、マックスバリュ関東単体は108億6500万円(1.3%増)と2社は増収だ。

ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスは2018年2月期からの3年間を対象とする「中期経営計画」の達成に向けて、シナジー創出を加速すべく、資材調達部、仕入統合推進部を新設した。さらに事業インフラの効率化を目的に事業会社2社の財務経理部門および ICT 部門を統合した。ICT 部門ではシステムコスト削減を進め、会計システムの統合と戦略的なデータ活用のためのシステム開発に着手している。また業態開発部およびデジタル事業企画部を新設している。

第1四半期には、共同企画商品や共同調達を拡げ、6月には、プライベートブランド「eatime」に新たに28品目を投入した。

マルエツは、仕入構造の見直しと仕入販売の精度向上を図ることで、荒利益率の改善にい努めた。また発注業務を簡素化した「デリカメニュー発注システム」、効率的な店舗オペレーションの構築に向けた「トータル LSP システム」を進めている。

カスミは、3月からイオンの電子マネー「WAON」の決済サービスを開始し、「WAON 一体型カスミカード」を展開している。

マックスバリュ関東では、「買い物をする“よろこび”を創造する」をビジョンに掲げ、「商品が来店動機となる SM への進化」「仕組みによる生産性向上」「改革を推進する組織力・人財の強化」に取り組んだ。

第1四半期にはマルエツが5店舗、カスミが2店舗を新設した。グループの店舗数は、中国江蘇省の2店舗を含め518店舗となった。

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