ライフ第3四半期売上高2.3%・経常20%増

スーパーマーケット企業No.1のライフコーポレーションが増収増益の好決算となった。

 

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10日に発表した2014年2月期第3四半期決算は、営業収益(売上高に営業収入を加えた額)が前年同期比2.3%増となる3952億9800万円だった。営業利益は50億0500万円(同17.3%増)、経常利益は50億5700万円(同20.3%増)、四半期純利益は26億8900万円(同32.1%増)と大幅な伸びとなった。

 

ライフといえば、昨年11月に大阪本社を移転。働きやすさの向上や組織間コミュニケーションの活性化を目指して効率的なオフィスレイアウトを導入した。また、分散していた研修センターや商品検査機能も集約した。

 

この新・大阪本社に併設してオープンした旗艦店「セントラルスクエア西宮原店」のほか、第3四半期累計期間に8店舗(関東6店、近畿2店)を新規出店。既存店も新座店など4店舗で改装を実施した。一方で既存店5店舗を閉鎖するなど、店舗の選別によって資産の優良化に努めた。これらの施策が営業収益の増加につながった。

 

また、利益面ではプライベートブランドの開発努力によって粗利益率が改善。電気料金をはじめとするコストアップ要因を、省エネ機器の導入やコスト適正化によって補った。

 

部門別売上高で前年を上回ったのは、生鮮食品1523億8400万円(前年同期比3.7%増)、一般食品1661億0900万円(同2.0%増)、生活関連用品363億8100万円(同2.1%増)の3部門。衣料品は215億5900万円で同▲2.4%、テナントは77億3100万円で同▲1.8%と前年比でマイナスとなった。

 

ライフは2013年度から「第四次中期3カ年計画」をスタート。「出店」「商品」「顧客満足度向上」「次世代対応」「コスト適正化」からなる『5つの戦略』と、『働き方の改革』に取り組んでいる。

 

「スピード」と「連携」を標榜する同社の努力が、数字に表れてきた。

 

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