アクシアルニュース|売上高2289億円、経常利益6.4%増で過去最高

アクシアルリテイリング(株)は、2017年3月期の決算を発表した。

アクシアルグループはスーパーマーケットの経営を事業主体とし、「原信」「ナルス」「フレッセイ」を北陸と長野、北関東に出店している。

連結期間(2016年4月1日~2017年3月31日)の業績は、売上高2288億9900万円(前年同期比2.3%増)、営業利益90億5300万円(6.0%増)、経常利益91億8500万円(6.4%増)、純利益57億8400万円(24.0%増)で、各数値いずれも過去最高となった。

結果として、営業利益率は3.6%、経常利益率は4.0%となった。

グループとして「変革への挑戦」を本年度方針と定め、企業体質を強化するため、グループ全体の経営基盤整備に取り組んだ。

お客の購買動向は、より慎重な傾向に転じ、既存店の客数は、前年同期に比べ0.9%減少した。

価格以上の価値が認められる商品やライフスタイルに合った商品を、信頼のおける店舗で購入しようというお客の傾向が見られた。提供する商品・サービスが評価された結果、既存店の売上高は、前年同期に比べ0.4%増加した。

商品政策では、他社と差別化を図るべく、名物商品の開発、既存商品の磨き込み、優良産地からの商品調達、品揃えの見直しに努めた。

惣菜については、焼き鳥を独自の商品仕様で新たに開発した結果、原信ナルスにおいて発売開始1カ月で前年同月の2.8倍にあたる1億円以上を販売した。

買上点数は、既存店で前年同期に比べ0.7%増加し、全店でも前年同期に比べ0.8%増加した。
1品単価は、既存店で前年同期に比べ0.7%増加し、全店でも前年同期に比べ0.7%増加した。

既存店の店舗売上高は、前年同期を上回る実績を確保し、商品販売の売上総利益率は、前年同期に比べ0.1ポイント増加し25.6%となった。

経費面は近年導入した自動発注の仕組みによる労働生産性の改善、省エネルギー機器による水道光熱費の削減、環境維持活動への取り組みも効果が表れた。

結果、スーパーマーケット事業の営業利益率は、前年同期に比べ0.1ポイント増加し3.7%となった。また、連結全体の営業利益率は、前年同期に比べ0.2ポイント増加して、4.0%となった。

ロジスティックスでは、グループで4カ所目の大規模物流センターとなるフレッセイ前橋物流センター(群馬県前橋市、延床面積9516㎡)が9月に竣工した。

フレッセイ元総社蒼海店(群馬県前橋市、売場面積2228㎡)を9月に、原信花園店(新潟県長岡市、売場面積2097㎡)を10月に、原信七日町店(新潟県長岡市、売場面積2097㎡)を11月に、ナルス高田西店(新潟県上越市、売場面積2161㎡)を3月に新設した。

改装は、原信新津店(新潟県新潟市、売場面積2392㎡)を8月に、原信十日町北店(新潟県十日町市、売場面積1888㎡)を9月に、原信新保店(新潟県長岡市、売場面積1917㎡)を2月に、それぞれ実施した。

フレッセイ元総社蒼海店の新設に伴い、近隣のフレッセイ大友店(群馬県前橋市、売場面積918㎡)を9月に閉鎖し、原信七日町店の新設に伴い、近隣のナルス大島店(新潟県長岡市、売場面積1737㎡)を11月に閉鎖した。また、ナルス高田西店の新設に伴い、近隣の原信西城店(新潟県上越市、売場面積1515㎡)を3月に閉鎖した。

連結会計年度におけるスーパーマーケット事業の売上高は2273億5000万円(前年同期比2.3%増)、営業利益は84億6900万円(6.3%増)となった。

年度末のグループ店舗数は、スーパーマーケット128店舗(前年同期比1店舗増)、100円ショップ5店舗(増減なし)、フィットネスクラブ1店舗(増減なし)となった。

既存店ベースの店舗売上高は2012億8000万円(前年同期比0.4%増)。

来期の業績予想は売上高2310億円(対前期比03%増)、営業利益93億円(2.7%増)、経常利益93億円(1.2%増)、純利益58億円(0.3%増)を見込んでいる。

AXIAL

検索ワード:原信 ナルス フレッセイ アクシアルリテイリン

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