J.フロントnews|5月全体1.7%減/GINZA SIX効果の不動産事業295%

J.フロントリテイリング(株)(東京都中央区、山本良一社長)は、5月度連結売上収益報告を発表した。

売上収益は、百貨店事業前年比0.6%増、パルコ事業▲0.3%、不動産事業194.7%増、クレジット金融事業2.9%増、その他▲24.0%。連結合計は▲1.7%となった。

全体ではマイナス1.7%となったものの、不動産事業が4月20日オープンのGINZA SIX(ギンザシックス)の家賃収入が加わり、3倍増に届きそうな勢いだった。

GINZA SIXは、東京・銀座エリア最大の商業施設。241のブランドが集結し、「世界でここにしかない特別な場と仕掛け」を「創発」している。百貨店業態も完全に「フォーマット」の時代に入っている。一番立地で、最大面積。そこにフォーマットとポジショニングを確立する。すると195%の伸びを示す。

事業別概況では、百貨店事業は、日曜日が1日減だったが、気温の上昇に伴い、婦人シャツ、ブラウスやパラソル、サングラスなどが好調に推移した。訪日外国人の活発な購買により化粧品、ラグジュアリーブランドも大きく売上げを伸ばした。

大丸松坂屋百貨店合計は3カ月連続、百貨店事業合計は2カ月連続で前年実績を上回った。

商品別に見ると、婦人服・洋品は、ラグジュアリーブランドが好調を持続した。紳士服・洋品は、前年の名古屋店の改装オープン景気の反動により、マイナスとなった。

身回品は、アクセサリー、かばん・旅行用品が苦戦した。一方、雑貨は、化粧品が訪日外国人客の増加による効果に加え、国内客の活発な購買によって好調を持続した。

家庭用品は、生活雑貨や催事が好調だった。食品は、洋菓子や大型催事がけん引した。

一方、クレジット金融事業のJFRカードは、割賦販売手数料や加盟店手数料の増加により前年実績を上回った。

パルコ事業は、月前半の大型連休企画や月後半に実施した顧客優待セールの好調に加え、雑貨と飲食が堅調であった。しかし、日曜日が前年に対して1日少なかったことや、衣料品の動きが鈍かったために微減。

その他では、卸売事業の大丸興業が電子デバイスの好調を持続したものの、建装事業における前年大型物件の売上げ計上の反動減によって、マイナスとなった。

J.フロントリテイリングに関しては、「If、GINZA SIXなかりせば」と思わざるを得ない。

検索ワード:J.フロントリテイリング 大丸松坂屋 パルコ ギンザシックス 5月

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