クリエイトnews|17年5月期はEDLP効果で売上高6.7%・営業利益3.5%増

(株)クリエイトSDホールディングス(神奈川県横浜市、廣瀨泰三社長)は、2017年5月期の本決算を発表した。


連結期間の売上高は2473億4100万円(前年同期比6.7%増)、営業利益144億4100万円(3.5%増)、経常利益147億6800万円(3.2%増)、純利益101億1900万円(9.1%増)となった。

売上高対比の営業利益率は5.8%、経常利益率は6.0%だった。

セグメント別の業績と取り組みは以下の通り。

主力のドラッグストア事業の売上高は2454億6600万円(6.7%増)。医薬品は581億3000万円(7.3%増)で、その内訳はOTC396億9300万円(5.9%増)、調剤薬局184億3700万円(10.3%増)。そして化粧品356億4300万円(5.9%増)、食料品955億2800万円(7.7%増)、日用雑貨品417億3900万円(4.8%増)、その他144億2300万円(5.0%増)。

ドラッグストア事業は、品揃えの拡充と、購入頻度の高いコモディティ商品をエブリデイ・ロープライスで販売したことにより、来店頻度が向上した。また高付加価値品や大容量商品の展開によって客単価がアップし、その成果もあり既存店売上げは前期を上回った。また納価交渉や調剤部門の伸長により売上総利益率が改善した。一方で人員増強や時給単価の上昇などで人件費は増加し、経費率は上昇している。

43店舗のドラッグストアを新規出店した。一方でスクラップアンドビルドが3店舗、契約期間満了で1店舗、業態変更で1店舗を閉鎖している。調剤薬局は、薬剤師の育成に注力したことから処方箋応需枚数も順調に増加し、前年に引き続きの増収となった。訪問服薬指導については、在宅ニーズに対応して実施している。

薬局の新規出店は、ドラッグストアへの併設調剤薬局を16店舗、ドラッグストアへの併設調剤薬局1店舗を移転拡大して調剤専門薬局として開設、また新規に1店舗の調剤専門薬局を開設した。一方で、経営効率化の観点から調剤専門薬局2店舗の閉鎖を行った。

有料老人ホーム事業は、6億4800万円(0.4%増)。イベントやペットと一緒に暮らせる部屋など、特徴をホームページ等を通じてアピールし、入居率の向上を図った。

デイサービス事業は12億2700万円(11.4%増)。認知症予防トレーニングの導入を行い、稼働率の向上を図った。

2017年5月末のグループの店舗数はドラッグストア509店舗。調剤薬局は調剤専門薬局32店舗、ドラッグストアへの併設調剤薬局125店舗の合わせて157店舗。また介護付有料老人ホーム2施設、デイサービス事業はデイサービスセンター41施設を展開する。

クリエイトSDでは、郊外型ドラッグストアを中心としながらも、調剤薬局を併設した医療機関との複合による「医療モール型」店舗やショッピングセンターのテナント出店、さらに都心部の買物不便地域内の小型店といった、多様な出店形態をとる。また今後は、年間40店舗前後の出店を目標に調剤薬局の出店を積極的に行なっていく。

検索ワード:クリエイトSDホールディングス 2017年5月期 決算 ドラッグストア

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