オークワnews|上半期は工場新設・店舗改装の経費増で経常利益51%減

(株)オークワ(和歌山市、神吉康成社長)は、2018年2月期第2四半期決算を発表した。

2017年2月21日から8月20日までの業績は、売上高1329億3000万円(前年同期比▲0.1%)、営業利益3億9100万円(▲59.0%)、経常利益5億4900万円(▲51.2%)、純利益9億1100万円(0.7%増)だった。営業利益については、新惣菜工場と改装店舗の経費増が影響し大幅なマイナスとなった。前年に比べ営業日数が1日少なかったこともあり、既存店客数は1.7%減だったが、客単価は0.8%増と前年を上回った。

営業利益率は2.9%、経常利益率は4.1%。

年度スローガンを「業務改革と働き方改革で現場力を高め、多様化するお客様ニーズへの対応に全力を尽くそう」と設定。このスローガンのもと、岐阜県安八郡安八町に惣菜工場の「オーデリカファクトリー安八」を新設し、東海地方に合った商品・味の提供ができる体制を整えた。

また、ディスカウントの「プライスカット」業態では、全店へ電子マネーとハウスカードの「オーカード」を導入し顧客の利便性を図った。オークワは、広大な店舗に数万のアイテムが揃うスーパーセンター業態、食料品・日用品が中心のレギュラー業態、低価格のプライスカット業態、高品質のメッサ業態の4つの業態を展開している。これら全店舗への電子マネー・オーカードの導入が完了した。

新規出店は、和歌山県紀の川市に「那賀店」。6月に和歌山県和歌山市の「本社中島店」、8月に和歌山県御坊市の「ロマンシティ御坊店」で、ベーカリー・惣菜バイキングの導入や酒類の品揃え拡大、イートインコーナーを設ける改装を行なった。

連結子会社では、食品スーパーの(株)ヒラマツは、和歌山市の太田店を改装し活性化を図ったが、他の既存店が苦戦し、減収減益。外食の(株)オークフーズは、競合の激化と4店舗の改装費用負担により、減収減益となった。施設管理業務の受託を行っている(株)リテールバックオフィスサポートは、グループ内の店舗・施設を中心に受託の拡大を進めた。

通期の業績は、売上高2700億円(前期比0.4%増)、営業利益29億円(4.9%減)、経常利益31億5000万円(2.3%減)、純利益15億円(1.6%増)を見込んでいる。

検索ワード:オークワ 第2四半期 決算

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