しまむらnews|上半期は新レイアウトと出店で売上高1.1%増/経常利益5.1%減

(株)しまむら(さいたま市、野中正人社長)は2018年2月期第2四半期決算を発表した。

2017年2月21日から8月20日までの連結累計期間の業績は、売上高2841億0300万円(前年同期比1.1%増)、営業利益238億7100万円(5.2%減)、経常利益243億7600万円(5.1%減)四半期純利益は162億6500万円(2.6%減)の増収減益となった。

営業利益率は8.4%、経常利益率は8.6%と高い水準になっている。

しまむらグループでは、「変革3年、完成の年」を統一テーマとし、変革のスピード・範囲を拡大し、国内市場への深耕のため業務を大胆に変化・進化させ続けている。3000店舗体制へ向けて、業務の単純化・標準化を推し進め、ローコスト運営を徹底し、業績の向上に努めた。

主力のしまむら事業は、3つの施策を実施した。
第1に、プラベートブランドの「CLOSSHI(クロッシー)」は、新たに「CLOSSHI Sport」「CLOSSHI Baby 」「CLOSSHI Kids 」「CLOSSHI VALUE 」の展開を始めた。それにより価値と価格のバリューエーションを広げて品揃えの充実を図った。

第2に、「2016年型レイアウト」を全店に拡大した。これは、衣料品や什器、店内販促物などのレイアウトを、買物しやすいように大幅に変更したもので、347店舗で実施した。

第3に、出店改装。期間内に13店舗を新規出店、1店舗で大規模な改装、40店舗で省エネ対応型の改装を実施した。その結果、しまむら事業での店舗数は1378店舗となった。

しかし、7月上旬の九州北部豪雨や台風5号の影響などで、春夏物の販売が難しい天候が続いたため、ファッションセンターしまむらの売上高は前年同期比微増の2253億1700万円となった。

ほかの事業の結果は、若者向けのファション商品を扱う「アベイル事業」は、売上高259億0100万円(0.4%減)。ベビー・子供用品を扱う「バースデイ事業」は、売上高249億3100万円(13.1%増)。雑貨の「シャンブル事業」は、売上高48億1500万円(1.1%増)。靴の「ディバロ事業」は、売上高2億6300万円(30.0%減)。

以上の結果、日本国内の業績は、売上高2812億2800万円(1.0%増)、営業利益241億2400万円(5.0%減)、経常利益246億1600万円(4.8%減)、純利益166億6300万円(0.9%減)。

海外事業は、新たに1店舗を開設した台湾は43店舗となり、売上高26億1500万円(0.1%増)。また、中国は出店はなく、既存の11店舗の結果は、売上高2億5800万円(13%減)となった。

通期の業績は、売上高5930億円(前期比4.9%増)、営業利益512億円(4.9%増)、経常利益521億6500万円(4.2%増)、純利益348億円(5.9%増)を見込んでいる。

検索ワード:しまむら 第2四半期 決算 アベイル バースデイ シャンブル

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