良品計画news|国内好調で上半期営業利益1830億円/通期見込み上方修正

(株)良品計画(東京都豊島区、松﨑曉代表取締役社長)が、2018年2月期の第2四半期の決算を発表した。

6カ月間の連結業績は、営業収益1829億8800万円(前年同期比13.2%増)、営業利益211億3000万円(6.9%増)、経常利益215億5900万円(24.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益145億8400万円(24.5%増)と、絶好調。

展開している店舗バナーは、無印良品、MUJIcom、MUJItoGo、CafeMUJI、Cafe&MealMUJI、イデー。

国内事業は、営業収益1174億2300万円(11.0%増)、セグメント利益は150億0600万円(37.3%増)と増収増益と優良決算。国内事業店舗数は455店舗になった。

衣服・雑貨では紳士ウェアや、価格見直しを実現した「ハードキャリーシリーズ」、小物の雑貨が好調に推移した。とくにスキンケア用品の「マイルドクレンジングシリーズ」「バランス肌シリーズ」の販売が伸びた。食品では「カレーシリーズ」「ごはんにかけるシリーズ」といったレトルトラインが売上げ堅調で、新発売した「ひとくちウエハース」もヒットした。

ただし海外事業は明暗を分けている。
「東アジア事業]
営業収益は505億9400万円(17.1%増)、セグメント利益は70億9100万円(23.6%減)。東アジア事業店舗数は307店となり、300店舗を超えた。原価率が上昇したためセグメント利益はマイナスとなったが、中国を中心に新規に出店を重ね、また既存店も堅調に推移したため2桁の増収となった。

[欧米事業]
営業収益は89億4500万円(12.3%増)、セグメント損失は11億0900万円。前年同期は7億6500万円の損失だったから、さらに赤字幅が広がった。これは欧州の不採算店の整理を進めたため。その結果、欧州の既存店の売上高は前年を上回り、回復基調にある。米国では2店の新規出店。その影響により開店前コストと販管費が増加した。欧米事業店舗数は70店。

[西南アジア・オセアニア事業]
営業収益は60億2400万円(26.2%増)、セグメント損失は1億6600万円(前年同期は5200万円の利益)。シンガポール旗艦店の出店に伴う物流費とタイの販管費の増加が利益を押し下げた。西南アジア・オセアニア事業店舗数は、61店。

海外事業トータルでは営業収益は2ケタ増。為替影響による調達原価変動影響を除くと増益トレンドにある。さらに国内事業が海外事業の損失を大きくカバーしている。
その結果、通期の連結業績を今回見直し、営業収益3778億円(前期比13.4%増)、営業利益426億円(11.3%増)、経常利益428億円(10.9%増)、純利益288億円(11.5%増)と上方修正した。

検索ワード:良品計画 無印良品 第2四半期 決算

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