コメリnews|上半期は88店舗改装で1759億円3.2%増・経常利益7.4%増

(株)コメリ(新潟市、捧雄一郎社長)が2018年3月期第2四半期の累計業績を発表した。

4月から9月まで6カ月の営業収益は1759億7700万円(前年同期比3.2%増)。営業利益113億5800万円(5.1%増)、経常利益114億5500万円(7.4%増)、純利益76億0200万円(10.0%増)と増収増益だった。とくに純利益は二桁増となった。



コメリでは、住まいのプロジェクトセンターであるメガホームセンターの「パワー」、快適な住まいづくりを提案する中型店「ホームセンター」、近くて便利な小型専門店「ハード&グリーン(H&G)」の3フォーマット、およびホームファションセンターの「アテーナ」を展開している。この半年間でフォーマットごとに店舗の活性化に努めた。

新規出店したのは、パワー5店舗、ホームセンター4店舗の9店舗。またH&G2店舗をスクラップ&ビルドにより、ホームセンターに業態転換した。一方で、この2店舗とは別にH&G2店舗、アテーナ1店舗を閉店した。既存店の改装も強化し、パワー11店舗、ホームセンター8店舗、H&G68店舗、そして通販のアテーナ1店舗の88店舗で実施した。これにより期末の店舗数はパワー49店舗、ホームセンター163店舗、H&G964店舗、アテーナ12店舗の合計1188店舗となった。

また、パワー全店で、EDLP(エブリディ・ロー・プライス)政策をさらに推進した。それにより客数、および1人当たり買上げ点数が増加し、売上全体を牽引した。

商品部門別には、PB商品の野菜苗・草花苗や農業資材を中心とした「園芸・農業用品」部門をはじめ、各部門とも堅調に推移した。

利益面では、粗利益率の改善とBPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)によるオペレーションの効率化によって、利益率が改善した。

商品部門別の売上高状況は、金物・資材・建材が510億4500万円(3.0%増)。園芸・農業用品が500億8800万円(4.8%増)、家庭用品が414億8600万円(1.1%増)、オフィス・レジャー用品が233億0400万円(1.3%増)。そして灯油の販売は、市場価格の値上がりに伴った単価の上昇と数量の増加により、19億2600万円で47.6%と大幅に増収となった。

半年間、収益改善に集中して、計画通りの成果が生まれた。

検索ワード:コメリ  パワー  ホームセンター  ハード&グリーン  アテーナ

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