H2Onews|10月は百貨店既存店105%増/阪急オアシス・イズミヤ苦戦

エイチ・ツー・オー リテイリング(株)(大阪市北区、鈴木篤社長)が、10月度売上げ速報を発表した。

阪急阪神百貨店の全体の売上高は前年同期比3.6%増で、11カ月連続で前年実績を上回った。既存店も105.5%と前年を上回っている。

阪急本店は売上高10.1%増(阪急うめだ本店11.8%増、阪急メンズ大阪0.2%減)で、うめだ本店は好調な動きを見せた。同じ梅田でも阪神梅田本店は0.2%で微増だった。

支店全体では4.7%減となったが、博多阪急店、あまがさき阪神店、阪神・にしのみや店は前年を上回った。関東地区の大井食品館は▲4.8%、都筑阪急は▲6.3%。

10月は秋晴れは長く続かず、低気圧や前線の影響で曇りや雨の日が多くなり、気温も定まらなかった。こうしたなかで、百貨店全体の客数は減ったが、客単価が上がったため、売上げ増となった。

部門別では、インバウンド効果もあって身の回り品が105.3%、雑貨121.8%と好調だった。衣料品、家庭用品、食料品は微減だった。

一方、グループの(株)阪急オアシスは、全店で▲0.7%、既存店は▲2.7%と、どちらもマイナス。

イズミヤ(株)は全店で▲13.7%、既存店も▲6.4%と大きく前年を割っている。10月に創業地にある1号店の花園店と伏見店を改装のため閉店とした。それが全体の売上高を押し下げた。

連結業績では、百貨店事業が好調だったため、売上高1.8%増と前年をクリアした。

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