良品計画news|第3Q国内事業好調で営業収益2800億円13%増・経常18%増

(株)良品計画(東京都豊島区、松﨑曉社長)は、2018年2月期第3四半期の連結業績を発表した。

2017年3月~11月の営業収益は2799億5100万円(前年同期比13.3%増)。売上高2793億6700万円(13.3%増)、営業利益335億3800万円(13.1%増)、経常利益344億5300万円(18.4%増)、純利益232億7100万円(16.4%増)。大幅な増収増益だった。

営業収益対比営業利益率は12.0%、経常利益率は12.3%となった。

同社グループは、「感じ良いくらし」を実現する企業として、「ムダをなくす取組み(廃棄物削減)」「天然資源の保全」「安心・安全への配慮」「絆を大切にする活動」「温暖化への配慮」といった社会性の強いテーマを軸に、商品開発と店舗数拡大を図っている。

国内事業は、営業収益1795億1200万円(9.1%増)、セグメント利益は238億9300万円(27.9%増)と増収増益。衣服・雑貨では「ウールシルク」や「ヤクウール」シリーズ、「脇に縫い目のない」シリーズのパジャマが好調だった。生活雑貨ではスキンケアおよびアロマ関連商材が継続的に伸長している。また、「脚付マットレス」や「体にフィットするソファ」などの定番家具、食品では「チョコがけいちご」シリーズが売上げを伸ばした。国内店舗数は459店舗で、前年同期より7店舗増加した。

東アジア事業は、営業収益763億7200万円(20.8%増)、セグメント利益104億5300万円(9.9%減)。増収の主な要因は、中国においての新規出店や既存店の改装、そして生活雑貨の価格見直しによって売上が伸長したことによる。利益については円高の影響によって、第2四半期連結累計期間までは減益だったが、第3四半期連結会計期間においては改善した。東アジアの店舗数は320店で、28店舗増えた。

欧米事業は、営業収益144億7000万円(19.2%増)、セグメント損失は12億4900万円(前年同期は11億47百万円の損失)。欧州で実施している倉庫移転による一時的なコスト増が落ちつき、物流費は低減している。一方、北米においては新規出店により一時的なコストがかさみ、販管費が増加した。欧米事業の店舗数は2店舗増加して71店となった。

西南アジア・オセアニア事業は、営業収益95億9400万円(33.8%増)、セグメント損失は7100万円(前年同期は1億0400万円の利益)。全地域において全社増収だったが、シンガポール旗艦店の出店コストがかさんで、販管費が増加した。タイではマーケットの消費マインドの低下があったが、回復傾向。店舗数は65店で8店舗増加した。

第3四半期の増収増益、そのうえ営業利益・経常利益とも12%台。良品計画には eコマースの影響はまったく見られない。

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