ローソンnews|第3Q総収入4940億円7%増・経常利益6%減の増収減益

(株)ローソン(東京都品川区、竹増貞信社長)が2018年2月期の第3四半期決算を発表した。

営業総収入4940憶5300万円(前年同期比6.9%増)、営業利益542億6100万円(5.9%減)、経常利益537億8100万円(5.5%減)、四半期純利益327億9500万円(3.1%減)と増収減益だった。

主力の国内コンビニエンスストア事業は、営業総収入が3363億1700万円(4.6%増)、利益は454億6700万円(6.3%減)の増収減益。

8月にはタブレット型端末、11月には自動釣銭機能付きの新POSレジを順次導入した。
また10月には、国内外の最新のIT技術を実用化するために「ローソンオープンイノーベションセンター」を開設している。2019年春までに、首都圏の数店舗で、深夜時間帯の無人レジの実験を開始する計画。

今期はおにぎり、弁当といった定番商品をリニューアルしている。またローソンセレクトの冷蔵・冷凍食品やカウンター商品を10%割引販売する「ローソン得市!」を毎月開催し、買上点数アップを図った。

11月末の店舗数は1万3693店。内訳はローソンが、前年末より579店舗増の1万2751店、ナチュラルローソンは3店舗増加の144店、ローソンストア100は増減なしの798店。

(株)スリーエフと(株)セーブオンとの事業統合契約に基づき、「スリーエフ」店舗を「ローソン・スリーエフ」ブランドに、また「セーブオン」を「ローソン」ブランドへ転換している。11月末段階で「ローソン・スリーエフ」60店舗、「セーブオン」121店舗がこの変更を済ませている。また、調剤薬局、ドラッグストアチェーンとの提携により、ヘルスケア強化型店舗の出店に力を入れる。

スーパーマーケット事業の「成城石井」は11月末で144店舗となり、営業総収入は594億9000万円(11.5%増)、営業利益50億8100万円、経常利益50億8400万円、純利益は27億9200万円と好調だ。9月にグローサラント型店舗を東京都調布市に出店して業界で話題となった。

エンタテインメント関連事業の中核をなす(株)ローソンHMVエンタテインメントは、引き続き業界トップクラスのチケット取り扱い高を維持している。営業総収入は569億1700万円(5.0%増)、利益は31億3700万円(1.7%増)。

その他の事業として海外事業とATMなどの金融事業がある。その営業総収入は474億0700万円(23.8%増)、利益は11億4200万円(49.0%減)。海外事業は、中国、タイ、フィリピン、米国ハワイ州において、各地域の運営会社が「ローソン」店舗を展開している。11月末の中国における店舗数は1318店の展開。ATM設置台数は前年より511台増の1万2423台となった。

検索ワード:ローソン スリーエフ セーブオン 成城石井

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