コスモス薬品news|急速出店で上期2708億円10%増・利益10%減

(株)コスモス薬品(福岡県福岡市、柴田太社長)が2018年5月期第2四半期の決算を発表した。

上期の売上高は2708億3500万円(前年同期比9.6%増)、営業利益102億9200万円(13.4%減)、経常利益115億8900万円(11.1%減)、四半期純利益77憶8100万円(10.4%減)となった。

売上高対比営業利益率3.8%、同経常利益率は4.3%。

前年同期の営業利益率は4.8%、経常利益率は5.3%だった。売上高が13.4%伸びたのに対して利益は10%以上も減少している。

コスモス薬品グループは、「毎日安い(エブリデイ・ロー・プライス)」政策のもと、物流や店舗作業の平準化を行い、ローコストオペレーションの推進を図る。これを原資としてディスカウント戦略を一層強化した。41店の積極的な新規出店を進めた結果、売上総利益率は低下したが、売上高は大きく伸びた。

ただし、出店に伴う人員増強から売上高人件費率が上昇した。また、電気料金の高騰により、水道光熱費の増加率が店舗数の増加率を上回って推移した。

これにより通期見通しは、売上高5500億円を5524億円(前年同期比9.9%増)に上昇修正する一方、営業利益を223億円から200億円(前期比10.1%減)へ、純利益を170億円から153億円(同16.0%減)へ下方修正している。

新規出店では、新商勢圏への店舗網拡大とドミナント化を進めた。中部地区に3店舗、関西地区に9店舗、中国地区に8店舗、四国地区に4店舗、九州地区に17店舗の計41店舗を開設。スクラップ&ビルドで6店舗を閉鎖した。11月末の店舗数は862店。

検索ワード:コスモス薬品 2018年5月期 ドラッグストア

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