マックスバリュnews|第3Q北海道・東海・中部・九州減益/東北&西日本減収減益

イオングループのマックスバリュ6社の2018年第3四半期決算。4社が増収減益、2社が減収減益の厳しい第3四半期だった。減益要因は、第1に人件費増、第2に水道光熱費、とくに電気料金の増加、第3に建築コスト・改装コストの増加だ。

マックスバリュ北海道(株)(札幌市中央区、井戸信成社長)。
営業収益927億5200万円(前年同四半期比101.3%)、営業利益4100万円(24.4%)、経常利益5900万円(30.8%)の増収減益。特別損失として減損損失を計上したことから、四半期純損失は2億4600万円(前年同四半期は2億5900万円の純損失)。

売上高は前年同四半期比101.3%、客数は98.1%、客単価は103.3%。既存店売上高は102.1%。2010年9月からの消費税増税による駆け込み需要で影響があった2015年3月を除き、7年2カ月にわたり前年同月を上回っている。

ただし、新入社員の採用増、人時単価の上昇による人件費の増加、新店および改装投資費用の増加、「WAON POINTカード」関連費用の増加から販売費および一般管理費は103.3%だった。

7月に札幌市への出店は4年ぶりとなる「マックスバリュ北40条店(札幌市)」、10月に「マックスバリュ新発寒店」(札幌市)を最新フラッグシップ店舗として開店している。11月に旭川市2店舗目となる「ザ・ビッグ緑が丘店」(旭川市)を出店。既存店舗の大型改装は、9月に「リバティーいちまる店」(帯広市)など9店舗で実施している。

マックスバリュ東北(株)(秋田市、佐々木智佳子社長)。
営業収益790億6300万円(98.5%)、営業利益7億3300万円(82.2%)、経常利益7億5700万円(83.0%)、四半期純利益は1億7300万円(対前年同期比32.1%)と減収減益の厳しい決算。北東北エリアは、人口減少、高齢化の進行、さらにスーパーマーケット、ドラッグストアとの価格競争が激しい。売上高は前年同期比98.4%、客数97.1%、客単価101.4%。

一方、収益性の改善に向けて品揃えの見直しや単品管理による売価変更ロスの改善に取り組んだ結果、売上総利益率は前期より0.2ポイント上昇して22.8%となった。2店目の「マックスバリュエクスプレス新屋関町店」を3月8日に秋田市に出店している。

マックスバリュ東海(株)(静岡県鵔東郡、神尾啓治社長)。
営業収益1677億4600万円(100.1%増)、営業利益29億6200万円(93.9%)、経常利益29億6400万円(95.0%)、四半期純利益17億9000万円(98.9%)の微増収減益。競争激化の中、既存店売上高は1.7%減だった。

ネットスーパーで注文した商品の配送先を本部内敷地に設置された専用宅配ロッカーで預かる試験運用を社員向けに開始している。また上半期に開設した3店舗に加え、10月には湘南・茅ヶ崎エリアに「マックスバリュエクスプレス寒川中瀬店」(神奈川県高座郡寒川町)、11月に「マックスバリュエクスプレス茅ヶ崎浜須賀店」「マックスバリュエクスプレス茅ヶ崎若松店」(ともに神奈川県茅ケ崎市)を集中出店した。今期は、累計で14店舗を新設している。国内事業における店舗数は148店舗。中国事業のイオンマックスバリュ(広州)商業有限公司は、9月に白雲匯広場店(広州市白雲区)を開設して店舗数は7店舗になった。

マックスバリュ中部(株)(名古屋市中区、鈴木芳知社長)。
営業収益は1328億4300万円(100.1%)、営業利益18億4600万円(66.2%)、経常利益19億2100万円(68.4%)、四半期純利益11億8800万円(77.8%)の微増収減益。既存店客数の減少、人件費の上昇による経費の増加が主因だ。

今期は、創業70周年を記念して独自の開発商品や増量商品を企画。また第3四半期からは新たに「売上上位100品目」の販売強化に取り組んだ。「売上上位100品目」の売上構成比は上期の12.8%から第3四半期には13.2%まで伸長している。

新規出店は重点出店エリアである愛知県へ3店舗を出店。9月には三重県名張市で4店舗目となる「マックスバリュ名張西店」を開店した。改装は今期16店舗で実施している。

マックスバリュ西日本(株)(広島市南区、加栗章男社長)。
売上高は、前四半期からの課題である既存店客数の低下(97.7%)の状況が続き、2016億5900万円(99.0%)、営業収益2062億4700万円(99.0%)だった。販売費および一般管理費は、社会保険適用拡大に伴う社会保険料の増加、水道光熱費、とりわけ電気料金の増加により、497億4800万円(102.2%)となり、営業利益23億5700万円(64.2%)、経常利益25億2300万円(66.1%)、四半期純利益12億6000万円(62.0%)の減収減益

今期は創業35周年。オリジナルの「35周年記念商品」29品目を展開した。新規出店は、10月に「マックスバリュ南今宿店」(兵庫県姫路市)、「ザ・ビッグ今治ワールドプラザ店」(愛媛県今治市)、また2月に閉店した「ザ・ビッグ岩国店」(山口県岩国市)の建て替えが完了して11月に再開店した。今期は5店舗を新規開設し、22店舗を改装している。

マックスバリュ九州(株) (福岡市博多区、佐々木勉社長)。
売上高1309億2600万円(103.0%)、営業利益6億6000万円(42.4%)、経常利益6億7000万円(42.4%)、四半期純利益1億9200万円(33.0%)の増収減益

九州北部・山口でスーパーマーケット事業を展開する(株)レッドキャベツから、熊本都市圏の2店舗を承継し、それぞれ11月に「ザ・ビッグ熊本南店」(熊本市南区)、「ザ・ビッグ桜木店」(熊本市東区)としてオープンさせた。既存店では5店舗の改装、3店舗の陳列商品の大幅入れ替えを行っている。また自動発注システムの対象部門を拡大や、商品販売動向分析システムの再構築に取り組んでいる。

イオン(株)の岡田元也社長は、2020年度までに総合スーパーおよびスーパーマーケットにおける食品小売業のリージョナル単位の再編を挙げている。「イオングループには『リージョナル』をベースにした企業活動をしていくべき事業が非常に多いのではないかと考える」からだが、その核になるのはマックスバリュ6社になる。

検索ワード:マックスバリュ 2018年2月期 ザ・ビッグ

 

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