ダイイチnews|第1Q売上高106億円1.3%増・経常利益14%減・純利益8割減

(株)ダイイチ(北海道帯広市、鈴木達雄社長)の2018年9月期の第1四半期の決算が発表された。

第1四半期の売上高は106億4100万円(前年同期比1.3%増)と増収を確保した。営業利益は4億5000万円(前年同期比14.1%減)、経常利益は4億5000万円(前年同期比14.0%減)となり、さらに純利益は2億6200万円(前年同期比80.0%減)となった。

純利益の大幅な減少は、前期に発生した特別利益「抱合せ株式消滅差益(9億5700万円)」の反動減による。「抱合せ株式」は、合併などの場合に、「合併法人」が「被合併法人株式」の株を保有している場合がある。これを「抱合せ株式」という。合併すると、「合併法人」から「被合併法人」の株主に対価が交付されるが、合併法人が抱合せ株を持っていると、それは「合併法人=被合併法人」の株式となる。ダイイチは前期にこの抱合せ株式を消滅させて、その差益を計上していたが、この第1四半期にはその利益がなかったために、純利益大幅減益となった。

純利益に関しては、移転増床等に伴う特別損失「固定資産除却損(6500万円)」の計上もあった。

営業利益率、経常利益率ともに4.2%。


地域別の売上高は、帯広ブロックは46憶5300万円、旭川ブロックは33憶1300万円、札幌ブロックは26憶7200万円であった。

既存店売上高は、消費支出の伸び悩みや同業他社との店舗間競争の激化に加え、東光店の一時休業などにより、前年同期に比べて1.6%減少した。売上総利益率は、ロス対策と在庫管理の徹底で、前年同期と同水準の24.6%となった。

店舗状況は、2017年10月6日に旭川ブロック「豊岡店(売場面積1766㎡)」を新規出店した。2017年10月25日に帯広ブロック「白樺店」を改装、2017年11月19日に旭川ブロック「東光店」を移転増床し、開店している。

(株)イトーヨーカドーとの共同販促等の取り組みはさらに推進する方向にある。

検索ワード:ダイイチ 2018年9月期 決算 抱合せ株式

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