アインnews|第3Q 医薬事業好調で売上高2000億円9.9%増・経常利益47%増

(株)アインホールディングス(北海道札幌市、大谷喜一社長)が2018年4月期の第3四半期の決算を発表した。

2017年5月から2018年1月までの売上高は2000億4300万円で前年同期比9.9%増と二ケタ近い伸びを示している。営業利益は143億1000万円(49.2%増)、経常利益147億6000万円(47.3%増)、四半期純利益79億3100万円(45.8%増)と大幅な増収増益であった。

主力の医薬事業は売上高1781億3600万円(9.6%増)、セグメント利益は160憶1300万円(22.9%増)。「かかりつけ薬剤師・薬局」としての、地域医療との連携も進めている。今期はM&Aを含めて25店を新規出店し、50店の閉店をした。その結果、薬局総数は1041店舗になった。

物販事業は、売上高177億7900万円(11.8%増)、セグメント利益は4億2500万円(前年同期は5億7800万円の損失)。

同社では、首都圏で都市型ドラッグストア「アインズ&トルペ」の出店を進めている。さらに既存店を改装してMDの強化を図り、集客力向上を目指す。「リップス&ヒップス」「ココデシカ」などのオリジナルブランドの展開に加え、仕入れを見直すなどして荒利益率を向上させたことで、収益は改善しつつある。3店舗の新規出店と6店舗の閉店で、ドラッグストア店舗数は48店。

2018年4月には、厚生労働省の調剤報酬改定が行われる。いわゆる門前薬局・同一敷地内薬局の評価が見直される一方、対物業務から対人業務への構造的な転換を進めることが改定の目的とされている。かかりつけ薬剤師・薬局の重要性がさらに増してくる。医薬事業をコアビジネスにするアインホールディングスにとっては追い風になる。

検索ワード:アインホールディングス アイン薬局 アインズ&トルペ 2018年4月期

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