セブン&アイnews|2月既存店コンビニ0.4%増/総合スーパー0.1%増

(株)セブン&アイ・ホールディングス(東京都千代田区、井阪隆一社長)が2018年2月の主要事業会社の月次営業情報を発表した。既存店はそごう・西武が3.9%増と好調。セブン-イレブン、イトーヨーカ堂は微増、ヨークベニマルは前年割れだった。

(株)セブン‐イレブン・ジャパン(東京都千代田区、古屋 一樹社長)は既存店が前年同月比100.4%。客数が99.6%だったが、客単価100.8%がカバーした。2017年7月から客数前年割れが続いている。2万260店の全店ベースでは104.2%。

7-Eleven, Inc.(ドルベース)は、米国内既存店は101.6%と好調だ。チェーン全店では商品売上げが114.0%、ガソリン売上げは158.5%で総売上高は134.2%と今期最高の伸びを示している。

総合スーパーの(株)イトーヨーカ堂(東京都千代田区、三枝富博社長)は既存店が100.1%と、3カ月連続で前年を上回った。ただしセブン-イレブンと同様、客数は98.9%と前年を下回った。前年を上回ったのは、客単価101.3%の伸びがあったからだ。2月は野菜の高騰など客単価アップの要因があった。全店ベースでは、商品売上げが100.4%、テナント収入等が101.4%で、全体では100.7%。

(株)ヨークベニマル(福島県郡山市、真船幸夫社長)は客単価100.5%が客数99.2%をカバーしきれず、既存店売上高は前年比99.8%の減収となった。1月、2月は降雪による影響が大きかった。全店ベースでは102.9%と堅調だ。

(株)そごう・西武(東京都千代田区、林拓ニ社長)は既存店103.9%と好調。国内高額消費の復調とインバウンド消費で、百貨店各社は堅調に推移している。店舗閉鎖、H2Oリテイリングへの店舗売却などリストラを進めているため、全店ベースでは前年同月比85.2%に留まっている。

レストラン事業部の(株)セブン&アイ・フードシステムズ(東京都千代田区、小松雅美社長)は、既存店102.2%。客数98.2%を客単価104.1%が補填した。全店ベースでは100.3%。

こうしてみると、どの業態も客数のダウントレンドが進んでいることがわかる。これはセブン&アイグループだけに限らないが、とくにFCオーナーを抱えるセブン-イレブンの場合、既存店の客数割れは深刻な課題である。

検索ワード:セブン&アイ セブン-イレブン イトーヨーカ堂 ヨークベニマル そごう・西武

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