イオンnews|2月主要15社営業成績/イオンリテール既存店・全店共に前年超

(株)イオン(千葉市美浜区、岡田元也社長)主要15社の2018年2月度の営業概況。

GMS(総合スーパー)業態。主力のイオンリテール(株)(千葉市美浜区、岡崎双一社長)は、既存店売上高が1月はマイナスだったが、2月は100.2%と0.2%とプラスに転じた。全店ベースでも1.9%前年を上回った。

イオン北海道(株)(札幌市、星野三郎社長)は既存店、全店ともに101.2%となり、1.2ポイントの増収だ。

イオン九州(株)(福岡市博多区、柴田祐司社長)は厳しく、既存店が99.3%、全店で99.0%と前年未達。

イオンの総合スーパーは三者三様の2月となった。

スーパーマーケット業態のマックスバリュ各社は全国に7社ある。

マックスバリュ北海道(株)(札幌市中央区、出戸信成社長)は好調だ。既存店103.2%、全店105.8%と天気にも左右されずに健闘した。イオン北海道とともに、既存店、全店ともに前年クリア。

マックスバリュ東北(株)(秋田市、佐々木智佳子社長)は、1月は既存店99.3%、全店99.7%と前年を下回る結果だったが、2月は既存店101.0%、全店101.3%と好転した。

マックスバリュ東海(株)(静岡県鵔東郡、神尾啓治社長)は、1月に続いて既存店は98.5%と苦戦したが、全店ベースでは0.8%増の100.8%に着地した。

マックスバリュ中部(株)(名古屋市中区、鈴木芳知社長)も同じく、既存店99.6%、全店101.7%と既存店が前年未達。

マックスバリュ西日本(株)(広島市南区、加栗章男社長)は、既存店99.0%、全店99.8%と全体に悪かった。

逆にマックスバリュ九州(株)(福岡市博多区、佐々木勉社長)は、既存店が101.4%、全店でも102.7%と好調だった。

マックスバリュ関東(株)、(株)マルエツ、(株)カスミが属するユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(株)(東京都千代田区、藤田元宏社長)は、既存店99.9%とマイナスだったが、全店では102.0%とグループとしてはまずまずの結果。

結果として、既存店・全店ともに増収は、北海道、東北、九州。
既存店マイナス・全店プラスは、東海、中部、ユナイテッド。
ともにマイナスは西日本。

コンビニエンスストアのミニストップ(株)(千葉市美浜区、藤本明裕社長)は、既存店97.7%、全店でも98.7%となり、前月に続いて減収。

ドラッグストアのウエルシアホールディングス(株)(東京都千代田区、水野秀晴社長)は、既存店106.5%、全店が113.7%と絶好調。今期も前年比10%増の高い伸びで推移している。

衣料品専門店の(株)コックス(東京都中央区、吉竹英典社長)は、既存店93.7%、全店93.6%。そして靴専門店の(株)ジーフット(東京都中央区、堀江泰文社長)は、既存店97.2%、全店で97.9%。専門店チェーンの2社は今期も前年割れが続いている。

アミューズメント施設を運営する(株)イオンファンタジー(千葉市美浜区、片岡尚社長)は、既存店106.1%、全店104.7%と今月も好調を維持している。

イオンの業態ごと、地域ごとの成績は、それ自体が日本の業態と地域の消費や経済を表現している。ドラッグストアとアミューズメントは依然として好調。専門店チェーンが不調。コンビニも不調に転じている。総合スーパーは本州・四国、北海道、九州が三者三様、スーパーマーケットは北と南が好調。

しかし、食品はリージョナルごとに総合スーパーと食品スーパーの連携を図る計画である。

それなりに地域ごとに総合スーパーとスーパーマーケットの業績に差異はある。北海道はイオンもマックスバリュも好調、九州はそれがアンバランス。なぜなのだろう。解明が急がれる。

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