サンエーnews|2月期連結売上高1859億円3%増/経常利益率8.3%

沖縄県小売業第1位の(株)サンエー(沖縄県宜野湾市、上地哲誠社長)が、2018年2月期通期の連結業績を発表した。

2017年3月1日から2018年2月28日までの営業収益は1859億0600万円(前期比3.1%増)、営業利益は150億5000万円(0.3%増)、経常利益は154億3800万円(0.2%増)、純利益は103億8200万円(6.1%増)となった。

営業利益率8.1%、経常利益率8.3%。

同社の経営方針は「意識して考え実行する」。具体的には、顧客が求める「安心・安全・信頼・品質」に応えるため、仕組み力、商品力、人材力の向上について意識して考え、実行するということ。そうすることで顧客満足度の向上に努める。

今期は、6月に南城市「V21食品館嶺井店」、8月に中頭郡読谷村「大湾シティ」を新規開設した。「大湾シティ」は売場面積7248㎡(約2196坪)の話題の大型商業施設だ。サンエー直営店舗の衣料館、食品館をはじめ、FC契約をする家電の「エディオン」、ドラッグストアの「マツモトキヨシ」を出店・運営する。また外食でもFC加盟の「珈琲待夢」「和風亭」「大阪王将」を配置するほか、15のテナント専門店を入居させている。

2017年2月末日現在では、小売店舗66店舗、外食レストラン14店舗、ホテルペンション1店舗を運営。またコンビニエンスストアのローソン沖縄の店舗数は、直営店3店舗、FC店207店舗となって、セブン-イレブンを迎え撃つ態勢を整えている。

セグメントの業績は、以下の通り。

小売事業においては、ワンランクアップ商品、沖縄県産品、PB商品(くらしモア、ローソンセレクト)の販売強化に取り組んだ。その結果、既存店が堅調に推移し、新規出店の効果もあって、営業収益は1788億3500万円(前期比2.9%増)、セグメント利益は135億5400万円(同0.2%増)となった。

コンビニエンスストア事業においては、FC店16店舗を新規出店し、2店舗を閉店した。営業収益は70億9000万円(前期比8.9%増)、セグメント利益は16億5800万円(同1.3%増)となった。

(株)ローソン沖縄については、連携強化を目的として、同社に協業推進部を新設し、地域食材を使った商品の共同開発、新商品の提案、売れ筋商品の情報交換を行い、商品力の強化を図っていく。

同社グループの今連結会計年度の経営方針を「一致協力」とし、5月に「板良敷店」(沖縄県島尻郡与那原)、「喜友名店」(沖縄県宜野湾市)を出店する予定。

2019年2月期通期の連結決算では、営業収益1921億9800万円(前期比3.4%増)、営業利益143億8000万円(同4.4%減)、経常利益147億1000万円(同4.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益98億9900万円(同4.7%減)を見込んでいる。

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