ヤマナカnews|営業収益1001億円0.2%増・大幅減益/新中期3カ年計画開始

(株)ヤマナカ(愛知県名古屋市、中野義久社長)が2018年3月期(2017年3月21日~2018年3月20日)の決算を発表した。

営業収益1001億0600万円(前年同期比0.2%増)、営業利益1億1200万円(82.1%減)、経常利益2億2300万円(69.0%減)、当期純利益8600万円(82.1%減)の微増収減益だ。

営業利益率0.1%、経常利益率0.2%と大変厳しい状況にある。

2017年2月の創業95周年を機に、“大グラッチェ祭”をロングラン企画として開催し、創業記念商品の販売や電子マネープレゼントキャンペーン、観劇会招待など創業記念企画を実施した。また、ポイント5倍デーといった販売促進策を積極的に展開した。しかし、これが裏目に出て、荒利益率の低下や広告宣伝費の増加をもたらした。

生産性向上に向けて、基本作業の徹底、教育による作業効率の改善、セルフ精算レジの導入を進めている。

期中は12月に滝ノ水店(名古屋市緑区)を新設し、11月に東海店(愛知県東海市)を建て替えリニューアルした。退店は3店舗で改装は3店舗で行った。

ヤマナカでは2019年3月期を初年度とする新中期3カ年計画がスタートした。
(1)カスタマーファーストの深化
(2)従業員が成長し、活躍できる環境・仕組整備
(3)持続的な成長を支える基盤整備
これらの3つを経営方針に掲げ、販売改革、人材育成改革、コミュニケーション改革など、結果を出すための環境整備を進める。最終年度である2021年3月期には、営業収益1020億円以上、売上高967億円以上、売上高営業利益率1.8%以上、自己資本当期純利益率(ROE)6.8%以上を目指す。2022年はヤマナカ創業100周年を迎えるが、根本的な体質強化が急がれる。

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