PLANT news|上半期は豪雪響き売上高435億円/営業&経常利益大幅減

(株)PLANT(福井県坂井市、三ッ田佳史社長)が2019年9月期の第2四半期決算を発表した。

売上高435億4200万円(前年同期比2.7%増)、営業利益6億0300万円(32.3%減)、経常利益6億6600万円(29.8%減)、四半期純利益25億1400万円(281.6%増)の増収も営業・経常利益は大幅に減少した。純利益増は、福島第一原発の汚染土保管の中間貯蔵施設としてPLANT-4大熊店(福島県双葉郡大熊町)を譲渡したことによるもの。

営業利益率は1.4%、経常利益率は1.5%。

PLANTは中長期経営に基づき、「企業規模拡大」「店舗運営力向上」「商品力向上」の3つの成長戦略を掲げて取り組んだ。しかし競争の激化、人件費の高騰、さらに2018年2月の北陸地方の豪雪で出費が膨らんだ。上期は、島根県初となる斐川店を出雲市に出店して、PLANT店舗は合計13府県24店舗の展開になった。川北店では、PLANT初となる直営ハンバーガー・サンドイッチコーナーを設けている。

【結城義晴の述懐】この大幅減益は、米国ウォルマートのスーパーセンターをモデルにしたフォーマット自体に問題があるのか。根本的な問題点は、ディスカウント業態であるから、店数を増やして、相対的な経費率を下げるのが王道だが、それが進んでいないことにある。トライアルカンパニーは199店舗、3719億円のスケールとなっている。

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