マクドナルド 今日からワンプレート朝食メニューを定番販売

日本マクドナルドは、今日2日から新メニューを打ち出す。
3月25日に日本マクドナルドホールディングス代表取締役社長兼CEOに就任したサラ・カサノバ氏の最初の企画として注目されている。
その新メニューとは、朝食だ。新商品の「ビッグブレックファスト」と「ビッグブレックファスト デラックス」が朝マックを扱う全国約2300店舗で販売される。ナイフとフォークを使って食べる本格的な朝食メニューで、定番商品として投入することで朝食需要を取り込む。

 

【ビッグブレックファスト(左)とビッグブレックファスト デラックス】
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今回販売を開始する朝食メニューはワンプレートに盛りつけられた朝食セットで、世界各国のマクドナルド店舗ではすでに定番商品として販売されている。

 

「ビッグブレックファスト」はソーセージパティ、イングリッシュマフィン、スクランブルエッグ、ハッシュポテトが盛られたメニューで、「ビッグブレックファスト デラックス」はこれにホットケーキが3枚追加される。価格(税込)は単品でそれぞれ399~419円と599~619円。ドリンクMサイズのセットは499~519円と699~719円。販売時間は開店から10時30分までの朝マック時間帯で、24時間営業の店舗では5時から10時30分までとなる。

 

マクドナルドは初の朝食メニューとして1971年に「エッグマックマフィン」を導入した。当時アメリカ・マクドナルドのフランチャイジーだったハーブ・ピーターソン氏が、「エッグベネディクト」と呼ばれる食べ物に着想を得て開発したものだ。

 

マクドナルドは朝食メニューの開発で遅れをとった当時の競合企業を置き去りにして、1980年代中頃までには開拓者として朝食市場での独占的な地位を獲得することになる。その後も「フルーツン・ヨーグルト・パフェ」や「マックグリドル」、「マックカフェ」などの朝食アイテムを投入し、朝食は今日までマクドナルドの売上げの15%を占める重要なセグメントであり続けている。

 

そのマクドナルドは現在、カリフォルニア州サンディエゴで朝食メニューの実験を進めている。コーヒーを購入したお客にラスベリーとシナモン・クリームチーズの小さなパンのセットを、1ドル29セント(約130円、1ドル=100円換算)で提供するものだ。マクドナルドは競争が激しくなっている朝食市場でのシェアを守るため、メニュー開発に余念がないのだ。

 

さて話を日本に戻すと、伊藤忠商事が導入した「朝残業」制度に見られるように、夜遅くまで残業をする従来の夜型の仕事スタイルから、早朝の時間を有効活用する朝型の働き方へとシフトする動きが最近、顕著になってきている。

 

こうした日本人の生活スタイルの変化に合わせて、今後も外食産業では新しい朝食メニューの提案が出てくるに違いない。もちろん、そこでもコンビニエンスストアとの競争が待っている。

 

検索キーワード: 日本マクドナルド 朝食 ビッグブレックファスト

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