三菱食品 5つのエリア連結子会社を支社と一体化

三菱食品は8日、北海道、関東、新潟、北陸、四国の各エリアにある連結子会社の取引口座を、支社に移管して集約すると発表した。10月1日付で実施され、同時に各エリア連結子会社の社名を変更する。

 

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【新社名(カッコ内は現社名)】
・株式会社MS北海道(株式会社北海道リョーショク、株式会社RJオグラを統合予定)
・株式会社MS関東(株式会社関東リョーショク)
・株式会社MS新潟(株式会社新潟リョーショク)
・株式会社MS北陸(株式会社北陸リョーショク)
・株式会社MS四国(株式会社四国リョーショク)

 

三菱食品は、今回の発表に先立って公表した「中期経営計画2015」の中で、業種や業態、カテゴリー、温度帯、地域などの要素を縦横につなぐ食流通の戦略コンセプトとして「バリューチェーン・コーディネーター」を掲げた。2015年度に売上高3兆円、経常利益300億円、当期純利益170億円の達成を目標としている。

 

今回の施策は、三菱食品の付加価値創造力と連結子会社が有する地域に根差した販売力を統合することで、①エリアNo.1の競争力の確立、②連結子会社の取扱商品を三菱食品のレベルまで拡大、③支社と連結子会社の重複排除によるグループ全体でのコスト削減、の3つを目指すもの。

 

三菱食品は2012年に当時の菱食を中心に三菱商事系列の食品卸4社が統合して誕生。食品卸業界初の2兆円企業となった。14年3月期の売上高は2兆3882億円(前年同期比3.0%増)、営業利益は156億円(同▲8.0%)、経常利益171億円(同▲8.3%)、当期純利益96億円(同▲15.8%)だった。

 

検索キーワード: 三菱食品 中期経営計画

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