東急ストアnews|3/1営業本部の下に店舗統括室・商品統括室を機能分化

(株)東急ストア(東京都目黒区、須田清社長)は、組織の一部変更および役員の異動を3月1日に実施する。

組織改正の目的は2つ。
第1に、同業他社との競争に加えて、業種業態を超えた激しい競争があるが、その競争環境を見据えて、2018度から始まる「次期中期経営計画をより強力に推進していくために、現営業統括本部を、役割と責任の明確化および、迅速な意思決定が可能な体制に改正し、さらなる商品力、営業力の強化を図ること」。

第2に、「より一層深刻化する労働力の確保に対し、抜本的な店舗業務の効率化を図ることが必要となることから、プロセスセンターの生産性向上を推進すること」。

具体的な組織改正の内容は5つだ。
第1に、営業統括本部を「営業本部」へ改組する。
第2に、営業本部に商品各部を統括する「商品統括室」を配置し、商品全般の責任を担う。
第3に、営業本部に営業各部、物流、グループ事業推進、チェッカーサービスを統括する「店舗統括室」を配置し、店舗全般の責任を担う。
第4に、商品統括室の直轄として「PC推進プロジェクト」を新設し、プロセスセンターの企画および運営管理業務を担う。
第5に、営業本部の直轄として「営業企画部」を配置し、販促計画のほか、競合分析や顧客分析など商品・営業における横断的な業務を担う。

これまでの組織は、社長と経営会議の下の営業統括本部があり、その営業統括本部の下に8つの営業部、4つの商品部、物流部などが配置されていた。チェーンストアの原則では、特殊な組織でない限り、商品部と店舗運営部(営業部)は、それぞれの役割と責任のもとに分かれて機能すべきだろう。東急ストアの今回の組織改編の主旨は、営業本部の下に店舗統括室と商品統括室を分化させて、いわばオーソドックスな組織への転換である。

*クリックして拡大(グレー部分が改正箇所)

また同日付で役員異動も行なわれる。( )は旧職。

[執行役員の異動]
大堀左千夫 専務執行役員 営業本部長(常務執行役員 営業統括本部長)
山形美憲 常務執行役員 営業本部副本部長 兼 商品統括室長(執行役員 営業統括本部副本部長 兼 MD推進室長)
大堀友二 常務執行役員 営業本部副本部長 兼 店舗統括室長(執行役員 営業統括本部副本部長 兼 店舗戦略室長)
高橋正行 執行役員 商品統括室 PC推進プロジェクト部長(執行役員 営業統括本部 生鮮食品部長 兼 畜産部長)
金子智明 執行役員 商品統括室生鮮食品部長 兼 水産部長(執行役員 営業統括本部 グロサリー食品部長)

[執行役員の選任]
松崎優美子 執行役員 コンプライアンス室長(中目黒本店長)
川西秀樹 執行役員 商品統括室 グロサリー食品部長(営業統括本部 MD推進室部長)

尚、加藤隆氏は、執行役員 コンプライアンス室長を退任し、東光食品(株) 代表取締役社長に就任する。

*本記事は企業ニュースリリースをもとに作成している。

検索ワード:東急ストア 組織改正 執行役員 異動

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