イオン今年も11月1日より10週連続プロモーション「サプライズ!10WEEKS」を展開

イオンが今年も11月1日から10週連続プロモーションを展開する。
その名は「サプライズ!10WEEKS」。
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イオンは2013年も同様に「AEON SPECIAL 10WEEKS!」を実施した。
今年も行うということは、昨年、実績があったという判断。

内容は、1年で一番需要が高まる年末・年始に向けて、10週立て続けのキャンペーンを、グループ全店で総力展開するというもの。

プロモーションは3つのテーマを柱とする。
1つは、「おうちパーティ」。
クリスマスや正月など大勢で集まる機会が多い冬季は、ホームパーティーの季節として、「ごちそう+ワイン」を食シーン別に提案する。

 

クリスマスシーズンには、「新定番!クリスマスのごちそうの主役はロブスター」と題し、昨年好評だったロブスターを、今年は一尾2キロのサイズ、昨年の6倍の量を用意して、メニュー提案する。
代表的な商品は、ボイルアメリカンロブスター(冷凍・350g)980円、同(550g)1480円(いずれも税抜き)。
惣菜ではテルミドールやパエリア、ピザなどを提供する。

 

他にもダイエーでは「好きな鍋料理を楽しめる一人前鍋」、イオンペットでは「家族もペットもみんなでパーティ!」、ミニストップではキャラメルポップコーンの「おうちでシネマパーティ!」といったプロモーションを展開する。

 

もちろん、ボージョレ・ヌーボーワインをはじめ、有機栽培の「自然派ワイン」やビギナー向け「シードル(りんご)」「ポワレ(洋梨)」などを、店頭で、あるいはワイン専門サイト「AEON de WINE」で、マルチ訴求する。

 

第二のテーマは、歳暮・クリスマス需要を見越した「スマイルギフト」。
フォーマルだけでなく、カジュアルなシーンのギフト需要をもターゲットにする。
カナダ産温州みかんの「クリスマスオレンジ」ギフト、年末大掃除シーズンに向けたプロの掃除サービス「カジタク」ギフトなど。12月からは動物をあしらった新デザインのラッピングサービスも開始。

 

そして第三のテーマは「サプライズ!テクニック」
これは「モノ」にまつわる「コト」に関するプチ情報を発信しながら、馴染みの商品の新しい楽しみ方を提案する。
「スコットランド流!ウィスキー牡蠣」(もちろんこれはNHK連ドラが背景にある)、「びっくり!豪華な!ケーキ寿司」「なんちゃって、豚骨ラーメン!?」「あの昆布がスナックに!?」などを、店頭とWebサイトで紹介する。

 

さらに「サプライズ!10WEEKS」専用サイトを設け、こうした情報と商品の提供、さらには、クックパッドとコラボレーションしたレシピも発信する。

ここまではオングループ全体の企画だが、マックスバリュ各社や光洋、マルナカなどグループ各社も、独自企画で地域を盛り上げる10週間プロモーションを実施する。

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しかし今年のイオンの10週間販促の三つのプロモーションを見る限り、小粒感は否めない。
食品に偏りすぎてもいる。

ウォルマートは今年のホリデーシーズンに「チェックアウト・プロミス」を宣言している。
つまりサンクスギビング・デーからクリスマスまでの約1カ月の期間、毎週末の繁忙時間帯にはすべてのレジを開放する。

「商品を売ろう売ろう」だけではない徹底サービス。
こんなことも、年末商戦の独自の戦略となる。

残り2カ月。年末までは9週間。
年末・年始商戦はもうすでに始まっている。

いよいよ、価格志向のイオンが10週連続プロモーションでグループ総力を挙げて本格稼働するが、果たしてこれが「早仕掛け・早仕舞い・際の勝負」となるか。
マーケティング力が問われる年末年始になることは間違いない。

 

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