総合スーパーの7月は既存店前年比1.9%増と4カ月連続伸長だが衣料品は伸びない!

百貨店、スーパーマーケット、コンビニエンスストアと毎日報告しているが、今日は日本チェーンストア協会から発表された総合スーパー中心の売上概況をお伝えする。生活全般の消費動向を知るにはこの統計が役に立つ。

加盟企業数は59社と先月と変わらず、店舗数は31店増えて9401店。
その7月の総販売額は1兆1150億9283万円。
比較対照が可能な既存店ベースでは前年比プラス1.9%と4カ月連続のプラスとなった。

内訳を見てみよう。
食料品が7135億5917万円、プラス2.8%
衣料品が1014億4836万円、プラス0.4%
住関連が2315億0361万円、プラス2.0%
サービス34億8586万円、プラス0.3%
その他650億9583万円、マイナス4.6%
その他以外はプラスとなり、食料品と住関連が好調に推移した。

食料品を部門別で見ると、
農産品 プラス6.9%    畜産品 プラス3.5%
水産品 プラス0.8%    惣菜  プラス6.7%
その他食品 プラス1.1%
となり、各カテゴリーがすべてプラスだった。特に相場高の影響を受けた農産物が好調であった。また暑さのため、調理を減らして出来合い調理品に頼った主婦が多かったせいか、惣菜も健闘した。

好調だった商品は以下の通り。
農産品は、ジャガイモ、キャベツ、トマト、ブロッコリー、きのこ類、カット野菜。
果物ではスイカ、キウイ、ブドウ、、モモが好調だった。
畜産品は、牛肉、豚肉、鶏肉。鶏卵の動きも良かった。
水産品は、カツオ、アジなど近海魚、うなぎ、ちりめん、貝類が好調。
惣菜は、温惣菜では揚げ物、スナック、中華。
要冷惣菜は、和惣菜、洋惣菜、米飯は良かったが寿司の動きは鈍かった。
ほかに、ヨーグルト、食用油、カップ麺、麺類、アイスクリーム、飲料、酒類が気温上昇とともに売上げを伸ばした。

衣料品は以下のとおり。
紳士衣料 マイナス2.0%
婦人衣料 マイナス0.1%
共にマイナスだったが、その他の衣料・洋品はプラス1.7%とまずまず好調で、全体ではかろうじて0.4%のプラスとなった。

その中でも好調だった商品は、
紳士衣料では、スーツ、長袖カッターシャツ、カジュアルパンツ。
婦人衣料は、カーディガン、ジーンズ、長袖カジュアルシャツ、カジュアルパンツ。
その他衣料は、婦人浴衣、紳士ホームウェアー、婦人肌着、子供服、レイングッズ関連、帽子や日傘が好調。
気温上昇と共に、夏物衣料が売れ始めた結果、その他衣料は売上げに貢献した。

住関連品では、
日用雑貨品 プラス2.0%
医薬・化粧品 マイナス0.5%
家具・インテリア プラス2.6%
家電製品 プラス10.9%
その他商品 プラス0.4%
医薬・化粧品以外はプラスとなり、特に家電製品は10.9%と大きく伸びた。

好調だった商品は、
日用雑貨品は、紙おむつ、ステンレスボトル、調理器具、ラップ類、ペーパー類、ランドセル、女児玩具、サマー用品。
医薬・化粧品は、カウンセリング化粧品、液体洗濯洗剤・柔軟剤、消臭剤。
家具・インテリアは収納家具、キルトケット、タオルケット、敷パット、学習机・椅子。
家電製品は、エアコン、全自動洗濯機、液晶テレビ、DVDレコーダー、掃除機、炊飯ジャー。
その他商品は、フィットネス関連用品、ペット用品、電動アシスト自動車。

7月は中旬からの気温の上昇と共に、夏物商材が売れ始めた。衣料品や住関品の好調だった商品をみると、それがよく分かる。また子供の夏休みの影響が大きく、ランドセルや学習机、椅子などが売れ筋であった。暑い今の時期にテレビでも頻繁にランドセルのコマーシャルが流れている。素人目にはちょっと早いのでは?と思われるかもしれないが、現在は夏休みに孫たちに再会する祖父母がこの時期にプレゼントするのが主流だからである。
また、エアコンの売上げが好調だったのに対し、扇風機は不調。この夏はもはや扇風機では解決できないほどの酷暑であった。

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(イオン ホームページより)

ito yokado201508
(イトーヨーカドー ホームページより)

このところ連日、7月の小売業態別の販売動向を報告してきた。既存店レベルでみると、すべてプラスで、百貨店が3.4%増、総合スーパーが1.9%増、スーパーマーケットが1.7%増、コンビニが1.2%増。やはりコンビニにちょっとした異変が起こっている。

検索ワード;日本チェーンストア協会 総合スーパー ランドセル エアコン

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