6月コンビニ統計|北日本降雨・西日本低温で客数減から既存店0.1%減

コンビニエンスストアの6月統計調査報告が、日本フランチャイズチェーン協会から発表された。調査対象企業は(株)スリーエフ、(株)セコマ、(株)セブン-イレブン・ジャパン、(株)ファミリーマート、(株)ポプラ、ミニストップ(株)、山崎製パン(株)デイリーヤマザキ事業統括本部、(株)ローソンの8社。

6月の売上高は既存店ベースで7834億4100万円、前年同月比0.1%減となり、4カ月ぶりのマイナス。全店ベースでは、8896億6900万円、2.0%増で52カ月連続でプラスとなった。

総店舗数は5万5026店で、1年間で1070店舗の増加。1店当たりの平均月商は1616万円で、平均日販は53.8万円。

既存店の来店客数は13億1299万人、▲0.5%と16カ月連続でマイナス。北日本は降水量が多く、西日本は気温が低いという天候に悩まされ、客数減となった。全店では14億6856万人、2.1%増で4カ月連続でプラス。1店当たりの平均来店客数は月間でおよそ2万6600人、1日886人。

平均客単価は、既存店596.7円、0.4%と微増ながら27カ月連続のプラス。一方、全店は605.8円で▲0.1%となり、こちらは27カ月ぶりでマイナスとなった。

既存店ベースの商品分野別売上高は、日配食品が0.6%、加工食品1.3%とプラスだったが、非食品は▲0.9%。また、5月に14.0%と大幅にアップしたサービスは▲6.9%となり、20ポイント以上も落ち込んだ。

大手コンビニ3社の6月の概況は以下のとおり(%は前年同月比)。

セブン‐イレブン・ジャパン
総店舗数1万9588店
既存店売上高 +1.5%
既存店客数 +1.2%
既存店客単価 +0.3%
全店売上高 +4.2%

ローソン
総店舗数1万3264店
既存店売上高 ▲0.4%
既存店客数 +0.5%
既存店客単価 ▲0.8%
全店売上高 +2.4%

ファミリーマート
総店舗数1万7051店(ファミマ1万3141店、サークルKサンクス3910店)
[ファミマ]
既存店日販売上高 ▲0.2%
既存店客数 ▲1.6%
既存店客単価 +1.4%
全店売上高 +19.7%
[サークルKサンクス]
既存店日販売上高 ▲6.9%
既存店客数 ▲6.0%
既存店客単価 ▲0.6%
全店売上高 ▲42.9%

6月の既存店売上高は、セブン-イレブン+1.5、ローソン▲0.4%、ファミマ▲0.2%、サークルKサンクス▲6.9%となり、セブン-イレブンだけが好調だった。

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