12月SC統計|既存店売上高1.6%増/地下街・駅ビル施設牽引

一般社団法人日本ショッピングセンター協会から12月の「ショッピングセンター(SC)販売統計調査」が発表された。サンプル数は509施設。

既存店売上高は6714億9399万円。1.6%増となり、2カ月連続で前年を上回った。またビル形態別では、集客力の高い地下街や駅ビル周辺の施設が好調。

テナントは5332億3602万円で1.8%増。気温低下が続いたため、冬物衣料が売上げを伸ばした。また雑貨・飲食・サービスも好調だった。一方で、婦人衣料は施設によって好不調が分かれた。キーテナントは1382億5797万円でプラス1.0%。食品、とくに生鮮と加工品の売上げが堅調に推移した。

既存SCの売上高伸長率を見ると、この2年ほど右肩上がりに回復傾向であることがわかる。

立地別・構成別売上伸長率は、中都市のキーテナントだけが▲1.9%と前年を下回ったが、ほかのすべての地域の施設は前年をクリアした。

立地別・地域別で見ると、中国、四国は前年割れ。とくに四国の中心地域は▲11.2%で二桁減と苦戦した。

都市規模別・地域別では、13の政令指定都市が前年比2.2%増。福岡市7.6%、千葉市5.5%、仙台市5.2%など11地域が好調だったが、横浜市はテナント、キーテナントともに厳しい12月商戦だった。

政令都市を含まない9地域は1.2%増。北海道は9.6%と二桁増に迫る勢いだが、一方で中四国、沖縄は前年を割っている。

九州・沖縄地域は、政令都市は好調だが周辺地域は不調と明暗が分かれている。

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