2018年春、日産工場跡地にイオンモール座間が開業

イオンモール(株)は10月17日、神奈川県座間市で開発中のショッピングモール「(仮)イオンモール座間」の出店を決定、建築着工したと発表した。神奈川県への出店は2001年にオープンしたイオンモール大和店に次いで、2店舗目となる。

イメージパース図
イオン

計画地は、1964年に操業を開始した日産自動車の座間事業所(旧座間工場)の一部を利活用する。北側に小田急沿線の住宅街が広がり、南2㎞に県内の東西幹線である国道246号線へ接続するため、広域からの集客も期待できる立地。

2013年に座間市が策定した広野台二丁目地区地区計画に基づき、自動車産業に関連する先進環境技術の発信、普及の場やゼロエミッション社会の実現に向けた地域の賑わいの場の創出を目指し、座間市や日産自動車との連携・協力のもとに計画を進めてきた。

モール、「SMART“ZAMA LIFE”WITH AEON」の開発コンセプトは、ショッピングにコト・トキ消費のコンテンツを加えた新たなライフスタイルの提案。これにより地域により一層の賑わいやコミュニティを醸成する施設づくりを目指す。

座間市は、神奈川県の県央部に位置し、大和市、海老名市、厚木市、東京都町田市と接する。東名高速道路、そして首都圏中央道路(いわゆる圏央道)からのアクセスもいい。

また相模川・相模原団地の良好な自然環境を有する。
東京・横浜への交通アクセスも利便性が高いことから、神奈川県内においても有数の住宅都市とひとつ。人口は、2015年12月時点で12万8568人、世帯数は5万5810世帯。現在では県下33市町村中4位の人口密度があり、今後もさらなる人口増加が見込まれるエリアだ。

■計画概要
所在地:神奈川県座間市広野台二丁目
敷地面積:約5万8000㎡
延床面積:約11万2000㎡(立体駐車場棟を含む)
総賃貸面積:約5万㎡
建物構造:店舗棟鉄骨造地上3階建
立体駐車場棟鉄骨造地上5階建
駐車台数:約2500台
開業予定:2018年春

イオンモールの2017年2月期第2四半期までの決算は、好調。
営業収益は1327億円0900万円(前年比118.8%)、営業総利益は332億6800万円(同103.6%)、営業利益は202億8000万円(同99.0%)、経常利益は206億1400万円(同104.9%)。

上半期に国内で新規オープンしたのは、イオンモール堺鉄砲町店(2016年3月)、イオンモール今治新都市店(同4月)、イオンモール出雲店(同5月)の3店。

国内の既存モールについてもリニューアルを積極的に実施。イオンモール盛岡(岩手)の増床リニューアルをはじめ、新規テナントの導入や既存テナントの業態変更・移転等によるモール全体を刷新するリニューアルを敢行した。またイオンカードや「WAON」を活用した販促企画の展開、お客参加型のイベント開催などにより集客に努めている。

海外においては、中国・アセアン地域における既存17モールが好調に推移した。新たにベトナムのホーチミン市に「イオンモール ビンタン」をオープンさせ、18モール体制となった。

また、2016年3月1日に子会社化した(株)OPAによる都市型ファッションビル事業の展開により、都市部における新たな成長業態を獲得し、都市シフトを推進している。2017年には(仮)水戸オーパ(茨城県)、(仮)高崎オーパ(群馬県)の2商業施設が計画されている。

 

イオンの中で、業績が好調なのはディベロッパー事業のイオンモールとイオン銀行。大型商業施設開発では、三井不動産のららぽーとや三井アウトレットが話題になるが、国内外130以上の施設を運営するイオンモールがダントツ1位である。

検索ワード : イオンモール 座間 

関連カテゴリー

店舗 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧