「松竹歌舞伎×ユニクロ プロジェクト」19日告知、20日パリ、26日日本で始動

ユニクロがおもしろい。
3月9日に発表された「松竹歌舞伎×ユニクロ プロジェクト」
松竹㈱と協業し、日本の伝統芸能「歌舞伎」を、商品を通じて現代のポップカルチャーとして世界に発信する。

パリを皮切りに3月20日(金)より順次世界14カ国(韓国・中国除く)で商品を展開する。日本では3月26日に販売を開始する。その商品の全貌は明後日19日に発表される。そして、同日から告知のプロジェクトムービーが放映され、一気に関心をあおる。
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商品はUTのTシャツブランドやSTETECO&RELACOブランド、バンダナ、ストール、トートバックまで、男女共に楽しめる全9種63型。ユニクロのUTクリエイティブディレクターであるNIGO氏が、歌舞伎の製作・興行を担い、歌舞伎座を運営する松竹、そしてプロジェクトアンバサダーの市川猿之助氏(写真)の監修のもとで商品化。

演目から生まれたユニークな衣裳デザイン、歌舞伎独特の化粧法である隈取(くまどり)やプロジェクトアンバサダーである猿之助氏の屋号「澤瀉屋(おもだかや)」にまつわる紋や文様など、歌舞伎のアイコニック([ICON+‐IC]、象徴的)なモチーフをベースとしている。一つ一つのモチーフや柄は、それぞれに込められた意味や特徴を忠実に再現して、色、素材、ディテールまでこだわった。

とくに『黒塚(くろづか)』のTシャツでは、猿之助氏がみずからの汗と共に布に写しとった隈取をそのまま原寸で使用。隈取の躍動感や、かすれを忠実に表現するため、4色の異なる色を重ね、絶妙なかすれ具合を実現させている。
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日本での発売を記念し、3月26日(木)ユニクロ銀座店ではオープン時(開店時間:11時)に猿之助氏がお客を出迎え、先着100名に猿之助氏の隈取を施したオリジナルの手ぬぐいをプレゼントする。

さらに、全国のユニクロ店舗、およびオンラインストアでは、本商品を含めて5000円以上(税別)買い上げのお客に先着で、オリジナル扇子をプレゼントする。また、ユニクロ銀座店の12階では、26日よりコレクションの特別フロアを期間限定でオープン。GINZA KABUKIZA地下2階の「木挽町広場(こびきちょうひろば)」に期間限定のポップアップストアを出店する。

歌舞伎は海外では人気が高い。その日本的な文様をユニクロ商品に生かす。
このプロジェクトはユニクロの柔軟な発想から生まれたものだし、その企画実行力に脱帽。
19日の告知が待ち遠しいほどだ。


アウトスタンディングなポジショニングを確立したユニクロ。他の追随を許さない。
この商品群は間違いなく世界中でヒットする。アメリカやヨーロッパではブレイクするに違いない。そしてユニクロをグローバルブランドのトップに押し上げる源泉となる。
なぜならカジュアルファッショントップのスペインZARAもスウェーデンH&Mも、そしてアメリカのGAPも真似のできない独自のポジショニングを、ユニクロはこのプロジェクトで確立するからだ。

検索キーワード ; ユニクロ  歌舞伎  猿之助  プロジェクト  協業

 

 

 

 

 

 

 

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