熊本地震緊急物資配送、イオン14日毛布500枚、15日にセブン、ローソン、ファミマが続く

「平成28年熊本地震」(気象庁発表名)。被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げたい。

4月14日(木)午後9時26分ごろ、熊本県熊本地方を震源とするM6.5の地震によって、熊本県益城町では震度7、熊本市などで震度6を記録。深さ11kmという浅い横ずれ断層地震によって、被災地はいまだ余震が続く。建物の倒壊などにより9人が亡くなり。負傷者は1000人を超える。

一方、ライフラインの状況。
15日午後6時現在、益城町で8400戸が停電。さらに西部ガスは安全対策のため熊本市南区の一部の1123戸への供給を停止。水道も午後5時現在、熊本市内で8万5000世帯、宇城市で1万1000世帯、そして被害が大きかった益城町でも広い範囲で断水となっている。18の市町村の避難所には午後5時現在7500人が避難している。

 

この熊本地震に対して小売業は迅速に動いている。

イオンは行政からの要望に基づきいち早く対応。発生当日の14日にイオン九州が、大津町に毛布500枚を配送。翌15日には同じくイオン九州より、大津町(パン1150個、毛布258枚)、御船町(パン・おにぎり1000個)、嘉島町(パン・おにぎり200個)、甲佐町(パン・おにぎり160個)、熊本市(パン2万5000個・おにぎり4000個)に届けた。

また、グループ各社が運営する全国の店舗・事業所7000カ所において、4月15日~4月24日の期間で緊急支援募金を実施する。

公益財団法人イオンワンパーセントクラブは、熊本県庁に都道府県寄付金として緊急支援金500万円を寄付すると発表した。

イオンに続き支援を始めているのは、大手コンビニ3社である。

セブン&アイ・ホールディングス
・おにぎり1000個、水(2L)1000本を熊本県益城町役場へ配送。
・義援金店頭募金を全国のセブン&アイグループ各店約1万9700店において、4月15日~4月24日の期間で実施。
・14日22時から72時間、無料Wi-Fi「セブンスポット」を災害発生特別解放。全国のセブン&アイグループ各店(約1万8700カ所)で実施している。

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ローソン
・15日夕方までに、水500mlを1200本、カップ麺1000食、割箸1000膳、レジ袋1000枚を熊本県民総合運動公園陸上競技場 KKWING(ケー・ケー・ウイング)に配送。
・全国のローソングループ店舗(全国のローソン、ナチュラルローソン、ローソンストア100)で義援金の店頭募金及び、Loppi募金の受付を実施。4月16日~4月30日の15日間で、寄付先は日本赤十字社。  

ファミリーマート
・合志市役所合志庁舎におむすび約50個、パン約50個、水(555m1ペットボトル)約50本。
・大津町役場南オークスにおむすび約500個パン約500個水(555m1ペットボトル)約500本。
・菊陽町役場におむすび約100個パン約100個水(555mlペットボトル)約100本。
・全国のファミリーマート店舗、ココストア及びエブリワン店舗で、各店舗のレジカウンターで、義援金の募金受付を実施。

地震当日から緊急支援物資の手配を素早く行ったイオン。そしてセブン₋イレブン、ローソン、ファミリーマートのコンビニ大手3社。もちろん地域に根ざす商業者たちは被災地での支援活動をおこなっているはず。小売業はインフラを担っている。災害が発生するたびにその思いを強くする。

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