ユニクロ・gu難民支援プロジェクト「1000万着のHELP」目標達成!!

ファーストリテイリングが進める衣料のリサイクル・リユースの「全商品リサイクル活動」。2006年からスタートしたこの活動は、現在、日本を含む世界16の国と地域の、ユニクロおよびジーユー(gu)全店舗で行なわれいる。回収された商品の9割はまだ再利用が可能とされ、世界で急増する難民・避難民への支援物資とし て国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)などを通じて寄贈されてきた。

 

その活動のひとつとして、昨年10月から進められてきたのが、難民支援プロジェクト「1000万着のHELP」。

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(画像はユニクロ公式サイトより)

ユニクロ以外にも日本国内の関係取引先112社846拠点、238校におよぶ教育機関、28の学生団体などが賛同・協力。さらにプロゴルファーのアダム・スコット選手など著名人も活動をPR。その結果、2016年5月8日付けで、当初目標の1000万着を上回る1037万着の衣料回収を達成した。回収された衣料は、昨年末からウガンダ、ニジェール、リベリアの難民キャンプに届けられている。

 

ファーストリテイリングは、2006年から2015年8月末までに、15の国と地域で、延べ3949万着を回収。そして59の国と地域に1632万着を寄贈。リサイクル率41%。
また今回のプロジェクト回収枚数を合わせると、総回収枚数は4986万着に上る。5000万着の商品を回収し、リサイクル・リユース可能な商品を選別する。それだけでもコストのかかることだ。「世界をより良い方向に変える」ために10年も継続してきた。単なるイメージアップを狙った活動では継続できない。

さらにユニクロやジーユーの商品が機能的でグローバルスタンダードな衣料だからできることでもある。ファーストリテイリングの「服を変え、常識を変え、世界を変える」。難民支援活動もまた、これまでの日本の常識を変える手法であることは間違いない。

CNNやBBCなど海外の国際テレビで、難民キャンプの取材が行われ、その映像が映し出されるが、最近は難民といえども普通の格好をしているなぁ、と感じることが多い。この「1000万着HELP」の貢献度をそんなところで確認したりする。

 

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