セブン-イレブンnews|セキュリティ強化目的に「第7次POSレジ」を全店導入

(株)セブン‐イレブン・ジャパン(東京都千代田区、古屋一樹社長)は、10月より第7次POSレジスターを全国のセブン‐イレブン店舗に順次導入する。

第7次POSレジスターの特徴は3つ。
第1に、画面を12インチから15インチに、文字フォントも約2割拡大し、視認性と操作性を向上させた。

第2は、コンビネーションキーボードを初導入し、見やすさ、使いやすさを追求した。

第3は、セキュリティ対策が不十分な POS システムを狙った攻撃を受けることによる被害が世界規模で発生していることを受けて、セキュリティ対策を強化した。

今回の POS レジスターは、国際カードブランド5社が共同で設立した「PCI SSC」が定めた PIN(暗証番号)を入力する装置に関するセキュリティの国際標準基準を満たしている。また SRED(カード会員情報を読み取った直後にそのデータを暗号化して安全に転送するセキュリティ要件)に対応した POS 接続型マルチ決済端末を搭載している。情報漏えいのリスクを極小化し、安全性を高めたシステムとした。

四角で囲んだ部分がPINコード入力部分。

第7次 POS レジスターは「PCI P2PE」に準拠している。「PCI P2PE」とは PCI SSC によって定められたポイント・ツー・ポイント(2地点間)の暗号化に関するセキュリティ規格のこと。この取り組みは、国内加盟店において初となる。

2016年12月9日に「割賦販売法の一部を改正する法律」が公布され、販売業者に対しクレジット決済端末のIC 化を含め、セキュリティの高い決済環境の整備が求められている。

2017年8月末現在でセブン-イレブン店舗は1万9851店。セキュリティ対策として多大な投資がなされるわけだが、万一にも情報漏洩があってはならない。アメリカではカード情報が漏洩したターゲットが、顧客の信頼を失い、一気に業績不振に陥った。ネット社会においては適切な投資といえる。

検索ワード:セブン-イレブン POSシステム 第7次 レジスター

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