セーフウェイのCEO交代で新時代の期待

4月29日、米国セーフウェイのCEO交代が発表された。

1993年から20年間、
CEO・会長を務めてきた
Steven A. Burd氏の後継者は、
現在COOで社長を務めるRobert L. Edwards氏。

Burd氏は5月14日をもって、
CEOと会長職を退任する。
「ロバートは2004年にセーフウェイの副社長に就任してから、
あらゆる困難を乗り越えてきた。
この9年間、会社を引っ張っていく能力を証明してくれた。
社内の信頼も厚い」

セーフウェイは4月末日現在、
アメリカ国内とカナダで1638店舗を展開。
クローガーに次ぐ、全米第2位のスーパーマーケット・チェーン。
2012年12月期の売上高は442億ドル、
100円換算で、4兆4200億円にのぼる。

そのセーフウェイのサバイバル作戦は、
新フォーマット「ニューライフスタイルストア」への転換。
2005年、1億ドル規模のブランド再建キャンペーンを展開。
名づけて“Ingredients for life” 。
その結果、「ニューライフスタイル」コンセプトを創造し、
新規出店や店内改装を実施。

セーフウェイのポジショニング戦略を鮮明にした。
これは、Burd氏とEdwards氏の共同作業だった。

さらにそれに伴い、新PBの「O Organics」を150アイテムからスタート。
これも大ヒットし、2008年、Better Living Brands Allianceを組織して、
「O」ブランドを他の小売業者や海外向けに卸しはじめた。

現在のセーフウェイをつくったCEOの退任で、
同社には新しい時代がやって来る。

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