クローガーnews|第2四半期売上高は276億ドル3.9%増/既存店も0.7%増

全米第1位のスーパーマーケット企業クローガーの2017年2月~8月の決算が発表された。

まず第2四半期の売上高は、前年同期の266億ドルから3.9%増加して275億9700万ドル。注目の既存店売上高はガソリン販売を除いて0.7%増加した。またクリックリストなどのネット販売は前年度比126%増加している。

売上総利益は59億8800万ドルで、粗利益率にして21.7%(前年同期は22.1%)、販管費は45億2300万ドルで、販管費率は16.4%(同16.8%)だった。純利益は7.8%減少して35300万ドルとなった。

その結果、第2四半期までの累計売上高は4.4%増の638億8200万ドル。売上総利益は139億9200万ドルで粗利益率21.9%(前年同期比22.6%)、販管費は108億9700万ドル、17.1%(16.8%)だった。純利益は6億4800万ドル。前年同期の純利益が10億7300万ドルだったから大きく落ち込んでいる。

2017年および2018年の予定されていた設備投資を合計6億ドル削減するとも発表している。

ただしRodney McMullen(ロドニー・マクマレン)CEOは、「当社の強みであるフードとグロサリーの革新を進め、顧客により良い買物経験を提供したことによって、第2四半期は業績が前進した。客単価、客数が増加し、既存店売上高もプラスとなった。市場シェアも伸長している。消費者の価格に対する意識は強く、今後も継続して改善していく必要がある。私たちは常に顧客第一主義を考えている」と語っている。つまり価格志向の強い顧客に向けて、低価格政策を強化している。それが売上総利益率を押し下げ、利益を減少させている要因である。

ただし、期末の売上高は0.5~1.0%伸長すると見込んでいる。

検索ワード:クローガー 決算 第2四半期 2017年 

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