ホームデポnews|ホームファッションのカンパニーストアeコマース部門買収

米国第1のホームセンター企業ホームデポが、カンパニーストアのオンライン部門を買収した。

カンパニーストアは1911年創業のホームファッションを展開する老舗小売業だ。ウィスコンシン州を中心にノース・カロライナ州、メイン州に店舗数は5店だが、質の高い寝具、浴室のリネン、入浴剤および関連製品に定評がある。カタログ販売のハノーバー・ダイレクト傘下にあって、店舗数は少ないが、その分、オンラインリテイリングに力を入れている。

カンパニーストアのホームファッショングッズと、そのオンライン販売部門を手に入れることで、ホームデポは、顧客にとっての住宅改善プログラムを完璧なものにすることができる。しかも、eコマースの巨人アマゾンに対する競争力も強化することができる。

ホームデポの第3四半期決算は、売上高が250億ドルで、成長率は前年同期比8.1%増だった。既存店も前年比7.9%プラスで絶好調だ。このうち、ハリケーン特需は売上高に2億8200万ドル寄与している。

ホームデポのクレイ・メニアCEOのコメント。
「この買収によって、家庭内での幅広いカテゴリーにオンラインでのインテリアビジネスを加えることが可能になりました。ホームファッションの商品開発やソーシングの能力が高まることを歓迎します」

ホームセンター第2位のロウズも含めて、アマゾンの影響を受けにくい業態だが、それでも着々とオンラインリテイラーを買収する。やがてアマゾンがやってくる。そんな危機感が感じられる。

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