2月訪日外客数統計|58.3%減の108.5万人/新型コロナウイルス影響で大幅減

日本政府観光局(JNTO)から、2月の訪日外客数が発表された。2月の訪日外客数は、前年同月比58.3%減の108万5000人となり、5カ月連続で前年同月を下回った。

2019年は2月にあった春節が2020年は1月になったことの反動減に加えて、新型コロナウイルス感染症が大流行し、団体ツアーなどの販売が禁止されたためだ。中国市場は前年同月比87.9%減で、東アジア4市場計で71.9%減。訪日外客数が前年同月を大幅に下回った。また東南アジア市場や欧米豪市場で前年同月比20%以上減少した国があったことが、訪日外客数全体が前年同月を大幅に下回る要因となった。

市場別では、インドネシア、フィリピン、ベトナム、豪州、ロシアからの訪日客は、2月として過去最高を記録した。

新型コロナウイルス感染症の影響により、多くの市場で訪日旅行を含めた海外旅行需要を控える動きが発生している。今後の市場動向は予断を許さない。

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