ビックカメラnews|年商1兆412億円6.8%増・経常利益21.9%増
(株)ビックカメラ(東京都豊島区、秋保徹社長)が 2026年8月期の本決算を発表した。
2025年9月1日~2026年8月31日の連結業績は、売上高1兆0411億6500万円(前年比6.8%増)、営業利益376億6400万円(24.4%増)、経常利益389億1100万円(21.9%増)、当期純利益203億5300万円(16.5%増)。売上高、営業利益、経常利益、純利益のすべてにおいて過去最高額を更新した。スマートフォンやエアコン、パソコン、ゲームなどの販売が好調だったほか、新業態店舗の開店やインバウンド需要の取り込みが寄与した。
営業利益率3.6%、経常利益率3.7%。

同社は中期経営計画「Vision 2029」に基づき、店舗を起点とした顧客戦略を推進する。2026年1月には北海道札幌市狸小路に新業態「ビックカメラSelect」1号店「ビックカメラSelect札幌狸小路店」を開店、4月には沖縄県那覇市の那覇国際通りに2号店「ビックカメラSelect那覇国際通り店」を開いた。
また、提案型ショップとして「ビックカメラ池袋西口IT tower店」、地域密着型の「ビックカメラ浦和西口店」など多様なフォーマットの店舗を展開する。グループ会社コジマやAir BicCameraによる新規出店も相次ぎ、全国で顧客接点を拡大した。
グループ会社においては(株)コジマが、2025年10月8日に「コジマ×ビックカメラ イオンモール仙台上杉店」(宮城県仙台市) を開店したほか、2026年9月17日に「コジマ×ビックカメラ minanoba川口店」(埼玉県川口市) を開店。同社と日本空港ビルデング(株)との合弁会社であるAir BIC(株)が 2025年12月5日に「Air BicCamera 福岡空港国際線ターミナル店」(福岡県福岡市)を、同年12月9日に「Air BicCamera 銀座店」(東京都中央区)を開店した。
既存店の最適化も進め、池袋本店など3店舗をリニューアル。買取・サポートカウンターの新設や中古カメラの導入など、利便性向上を図った。
2026年2月には従来のPBを統合した新ブランド「ビックアイデア」を発表。「良いより、よくぞ。」をコンセプトに、生活に驚きと喜びをもたらす商品づくりを目指す。「池袋西口IT tower店」で先行販売し、4月から全国展開を開始した。
訪日客のナイトタイム需要に対応し、なんば店の営業時間を延長するなど施策を拡充。東南アジアや北米からの来店が増加し、免税売上高は過去最高を更新した。
物品販売事業は、売上高1兆0286億6300万円(6.9%増)、経常利益369億2600万円(23.7%増)と増収増益。売上高は情報通信機器が好調、音響映像商品、家庭電化商品や中古パソコンなどその他の商品が堅調に推移した。
BSデジタル放送事業は、売上高111億4400万円(1.0%増)、経常利益19億2400万円(5.8%減)の増収減益。売上高は、タイム収入が減少した一方で、スポット収入や動画配信事業、アニメ関連事業やイベント事業などの放送外収入が増加したことにより、堅調に推移した。費用面については、コンテンツや新規事業の強化に伴いコンテンツ投資にかかる番組制作費や広告宣伝費が増加した。
2027年8月期は、売上高1兆0820億円(3.9%増)、営業利益390億円(3.5%増)、経常利益185億円(4.7%減)、当期純利益105億円(5.4%減)を見込む。
