髙島屋news｜旗艦｢大阪店｣婦人服&ゴルフ売場中心に3/1改装オープン

(株)髙島屋（大阪市中央区、木本茂社長）は、3月1日（木）に、高島屋大阪店をリニューアルオープンする。同店は2010年の増床改装オープン以降、継続的な改装を実施してきた。その結果、競合激化のなかで、7期連続での増収を維持している。

2018春は4階婦人服売場のラグジュアリーゾーン「サロン ル シック」の再構築と、5階の「タカシマヤ ゴルフ工房」の新設を中心とした改装を行う。

第1の「サロン ル シック」は売場構成を見直し、約400㎡(121坪)に拡大する。インポート、コレクションブランドを中心に、一体感のあるショップデザインを取り入れる。2階の特選ゾーンで展開していた7つのブランド〈アニオナ〉〈ブルマリン〉〈エルマンノ シェルヴ髙島屋ィーノ〉〈ファビアナ フィリッピ〉〈チヴィディーニ〉〈マロ〉〈ペセリコ〉を、4階のデザイナーズゾーンで展開していた2つのブランド〈オルドス〉〈ユキトリイインターナショナル〉を移設する。

また、百貨店の主力顧客であるアダルト世代からマチュア世代（50歳台以）の女性をターゲットとするため、コンシェルジュによる買物が楽しめる売場づくりを行う。コンシェルジュサービスは予約制で無料。セレクトショップの店づくりの発想を取り入れ、広めのフィッティングルームを用意し、ソファも多く配置する。ファッションブランド以外にもフラワーショップを新規導入し、華やかな売場環境を演出する。

5階ゴルフウエア・ゴルフ用品売場は「タカシマヤ ゴルフ工房」を新設する。工房は約15 ㎡、4.5坪。近年、ゴルフはシニア層が中心になっている。その多くのゴルファーが「スコアアップできない」「飛距離が伸びない」などの悩みを抱えている。工房では、専門資格を持ったクラフトマンがコンサルティングやスウィング診断を行う。カスタマイズクラブの製作や手持ちのクラブの調整・修理も可能だ。

2階と5階以外にもフェンディのメンズ強化やジュエリーの新ショップを導入したり、惣菜売場を充実させたりといったマイナーチェンジを施した。大阪店は高島屋のなかでもドル箱店舗だ。1月の業績も前年比7.2%と好調だ。男女シニア層をターゲットとした春の改装は、高島屋の手堅い経営を如実に表している。

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