セブン‐イレブンnews｜愛媛県内配送車両でバイオディーゼル燃料を実証実験

(株)セブン‐イレブン・ジャパン（東京都千代田区、古屋 一樹社長）は3月23日（金）から、愛媛県内の店舗へ配送する米飯・チルドすべての配送車両の燃料として、バイオディーゼル燃料「BDF」を使用する実証実験を開始している。

これは、愛媛県が2013年から実施している地域のバイオマス資源「使用済み天ぷら油」を利用する取組みに賛同したものだ。

実証実験では、県内の家庭から回収された「使用済み天ぷら油」、県内のセブン‐イレブン99店舗で揚げ物惣菜を調理した後の食用油、セブン‐イレブンの弁当や惣菜等を製造する専用工場で使用した食用油をBDFとして用いている。

これによって、使用するBDFは月間2万リットルを予定。配送によるCO2の排出削減量は月間約2590kg-CO2を見込んでいる。

今回のセブン‐イレブンの取組みでは、行政・協力企業がそれぞれ次の役割を担っている。
・愛媛県では県を挙げて行政・県民が一体となり、2013年から家庭および事業所の使用済み食用油を愛媛県内全域で回収、BDFにする取組みを実施。
・(株)ダイキアクシスは、セブン‐イレブンおよび専用工場からの使用済み食用油を回収し、精製配送車輌へBDFを給油。
・(株)エスアイシステムは、BDFを燃料とし、セブン‐イレブン各店舗へ米飯・チルド商品を配送。
・いすゞ自動車(株)はBDF使用車輌のメンテナンスを担当。