PPIHnews|9月国内リテールの既存店2.8%増/ディスカウント事業好調

(株)パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(東京都目黒区、吉田直樹社長)の9月国内リテール事業は、既存店では客数が98.9%、客単価が103.9%となり、売上高は102.8%と前年同月を上回った。既存店対象店舗数は565店舗。また全604店の売上高は104.6%だった。

国内リテール事業は、秋の行楽や旅行需要が発生したことで、アウトドアやレジャー用品、カバン・バッグ、化粧品の売上げが伸長した。また、玩具やゲームの売上げが既存店に貢献した。一方、節約志向が強まったなかで、酒類や菓子類、グロサリー、紙製品、洗剤といった商品のまとめ買いが増えて売上げの伸長につながった。

ドン・キホーテ、長崎屋、UDリテール、橘百貨店からなるディスカウント事業は、立地、業態、すべてのエリアで前年を上回った。また、21時以降の夜間帯の売上げと客数も継続して拡大している。10月の商品値上げもあって、9月月末にかけて、インバスや台所用品、雑貨品などの売上げが伸長した。

ユニーのGMS事業は、非食品を中心に幅広く売上げが改善している。とくに、住居関連は玩具、制度化粧品、自転車が売上げを牽引した。また、衣料品は婦人服や靴、服飾小物の売上が伸びた。ただし生鮮食品、日配、米類のマイナスによって、売上げの前年同月比は前月並みの水準で着地している。

最終的にディスカウント事業が、GMS事業のマイナスをカバーして前年を上回った形だ。

10月度の新規出店は、ドン・キホーテの米沢店(山形県・10月7日開店)ともう1店舗を予定している。

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