コンビニnews|セブン5.4%、ファミマ6.2%、ローソン5.9%と5月既存店増収

コンビニ大手3社の5月度の既存店売上高は対前年同月比でセブン-イレブンが105.4%、ファミリーマートが106.2%、ローソンが105.9%と好調を維持した。

5月は、昨年と比較して雨天の日が多かったものの、ゴールデンウィーク期間には帰省・観光や各地でのイベント開催参加などで人の動きが活発になった。感染防止に関する行動制限が8日に解除され、ゴールデン後も人流は活発だった。

セブン-イレブンの既存店は中旬に実施した「韓国フェア」が奏功し、客数が101.3&、客単価が104.0%と、ともに昨年を上回り、売上高は105.4%。全店売上高は105.8%。

米飯は、4月28日(金)~5月7日(日)に実施した「中具増量!ご愛顧おにぎり」5 アイテムが好評だった。5月9日(火)~22日(月)実施の「韓国フェア」では、おにぎり「かに味噌醤油まぜめしカンジャンケジャン仕立て」やチルド弁当「デジカルビ丼」を中心:に米飯類の売上げを牽引した。気温の上昇に伴いソフトドリンクやアイスの売上げが伸びた。とくに対象商品を 1 つ買うと、無料引換券がもらえるソフトドリンクの「プライチ」販促の効果が後押しした。

ファミリーマートの既存店は客数が102.0%、客単価が104.1%と伸び、売上高は106.2%。主要3指標すべてで前年を上回る実績となった。既存店売上高は21カ月連続で前年超え、客数は15カ月連続で前年超えと好調さを持続している。国内全1万5564店(プロパー)の売上高は104.8%。

後半の悪天候のなかでも効果的な販促策を実施することで、高い売上げ・客数につながった。コロナの5類移行後は、とくに大都市圏のオフィスや駅前立地の店舗を中心に売上げが伸びている。中食では、リニューアルを図った冷し調理麺が好調に推移した。中食以外では、「1個買うと、1個もらえるキャンペーン」が奏功した。またPB「ファミマル」の菓子や加工食品、飲料が好調で、「コンビニエンスウェア」の新商品も売上げに大きく貢献した。

国内ローソン事業(ローソンとナチュラルローソン)は、既存店の客数が103.1%、客単価が102.8%となり売上高が105.9%。ローソンとナチュラルローソンの全店売上高は106.7%。なお、5月末時点のローソングループ国内総店舗数は1万4611店。そのうち、ナチュラルローソンは131店、ローソンストア100は659店。

米飯は、リニューアルした金しゃりおにぎり、惣菜は、たんぱく質などを加えてリニューアルしたサラダの販売が好調だった。カウンターファストフードは、「からあげクン」やマチカフェの売れ行きが良かった。店内調理サービス「まちかど厨房」は、定番の丼タイプの弁当に加え、セパレートタイプの弁当も好調に推移した。また「無印良品」の焼菓子、化粧品も売上げに貢献した。

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