コンビニnews|11月既存店大手3社前年比クリア/ローソンは客単価0.2%減
コンビニ大手3社が11月度の営業実績を発表した。既存店売上高はセブン-イレブンが前年同月比101.2%、ファミリーマートが106.0%、ローソンが102.4%と、各社前年をクリアした。
セブン‐イレブン・ジャパンの既存店売上高は101.7%、客数は100.9%、客単価100.3%。チェーン全店(2万1305店 前月比30店舗増)の売上高は101.9%。11月度は全国的に好天が続き、行楽による人の外出増に合わせて実施した販促なども奏功し、既存店売上高および客数、客単価は昨年を上回った。商品動向では、エリアごとに地産地消商品や地域の名産を使った商品っを販売する「地域フェア」を北海道、京都府、群馬県まで拡大して実施した。
ファミリーマートの既存店売上高は103.1%、客数は102.7%、客単価は100.4%。エリアフランチャイジーを含む国内全店(1万6410店 前月比47店舗減)の売上高は94.8%。日商は27カ月連続、客数は21カ月連続で前年超えを達成した。
衣料品「コンビニエンスウェア」の売上げが好調だった。ウェアについてはコンビニ初の試みである大型イベント「FamilyMart FEST.(ファミフェス)」を11月30日に実施した。プライベートブランド「ファミマル」2周年を迎え新たに立ち上げた「ファミマルスイーツ」の新商品「超濃厚チョコスイーツ」などが好調だった。
ローソンおよびナチュラルローソンの既存店売上高は103.4%、客数は103.6%、客単価は99.8%。国内全店(1万4626店 前年同月比1店舗増)の売上高は102.6%だった。11月は、米飯はレシートクーポン施策などが奏功し、おにぎりが伸びた。
カウンターファストフードは、からあげクンやマチカフェに加え、新商品である「Lから」の販売が好調だった。また、「無印良品」の焼菓子、化粧品などの販売が好調。雑貨では、トレーディングカードゲームや食品玩具の販売が好調だった。