コンビニnews|4月既存店セブン0.1%増、ファミマ4.1%増、ローソン3.0%増

コンビニ大手3社が4月度の営業実績を発表した。既存店売上高はセブン-イレブンが前年同月比100.1%、ファミリーマートが104.1%、ローソンが103.0%と、ファミリーマートとローソンは前年をクリアした。

セブン‐イレブン・ジャパンの既存店売上高は100.1%、客数は100.0%、客単価100.1%。チェーン全店の売上高は99.9%。2024年4月度は、例年に比べて全国的に降雨日数が多かったものの、気温上昇により、ソフトドリンクやアイスなどの商品が伸長した。また、全国各地で実施した地域フェアの売上げの押し上げ効果もあり、売上げ・客数はともに前年を上回った。

ファミリーマートの既存店売上高は104.1%、客数は101.0%、客単価は103.1%。日商は32カ月連続前年越えとなった。エリアフランチャイジーを含む国内全店(1万6273店)の売上高は97.7%となった。また、たばこ・カード・チケットの影響を除いた既存店日商は102.5%で前年を上回った。

中食商品が好調だったことに加え、SNSなどでも話題となったコンビニエンスウェアの文具ライン発売など、話題性のある企画や商品が、客数や売上の押上げに貢献した。また、SDGsの取り組みとして、性の多様性やLGBTQなどを意味するレインボーカラーをモチーフとした「ショートソックスレインボー」「今治タオルハンカチレインボー」を数量限定で発売した。

カウンターFFでは、「ファミから無料引換企画」などの施策に加え、気温上昇に合わせたフラッペの展開により、カウンターFF全体で前年を上回った。

ローソンおよびナチュラルローソンの既存店売上高は103.0%、客数は102.3%、客単価は100.7%。国内全店(1万4612店)の売上高は102.5%だった。販売動向では米飯は、金しゃりおにぎりや具!おにぎりが好調だった。

また、カウンターFFでは新商品のからあげクンチーズ味2種やマチカフェの販売が好調だった。デザートは、GODIVAや八天堂とコラボした商品の販売が好調だった。また、玩具では、エンタメくじや玩具菓子が売れた。また、たばこは既存店売上高前年比を0.5%程度押し上げる要因となった。

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