U.S.M.Hnews|第2Q営業収益14.0%増も46億円の純損失/通期計画修正
ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(株)(東京都千代田区、井出武美社長、略称:U.S.M.H)の2027年2月期第2四半期の決算は営業収益5447億7900万円(前年同期比14.0%増)、営業損失32億8300万円(前年同時期1億6800万円の黒字)、経常損失33億3700万円(3200万円の黒字)、純損失46億4500万円(12億1000万円の損失)。
また、通期予想を修正。営業収益1兆0968億円(13.8%増)、営業利益10億円(80.2%減)、経常利益8億円(83.7%減)、80億円の純損失とした。

井出武美社長は「都心部の300坪店舗の改装により生鮮とデリカ強化、デリカやプライベートブランドの強化が効果を上げたが、トップラインが伸びず、増加した販促費、仕入れ原価の高騰を吸収できなかった」と説明した。また、大幅増収の要因となった統合会社イオンフードスタイルについて、「統合直後の一時的な、改装や人時などコスト増加が抑え込めなかった」と付け加えた。
売上総利益は前年同期比113.6%と増加したものの、資材価格の上昇、競争激化に伴う価格施策強化、客数・買上点数の計画比で未達となった。販管費は人件費・販促費・改装費の増加により前年同期比116.3%と伸び、粗利増を吸収できなかった。
出退店は、マルエツ5店、カスミ6店の新規出店、マルエツ5店、カスミ4店、イオンフードスタイル2店の閉店を経て、760店舗となった(イオンフードスタイル統合による95店舗増を含む)。
主要事業会社別にみると、マルエツは営業収益2077億0600万円(2.4%増)、営業利益11億1600万円(52.1%減)、経常利益 11億1400万円(52.2%減)。
都市部小型店「マルエツ プチ」3店を含む5店舗を出店。既存店では新川崎店、三郷中央店で大型改装を実施し、競争力を強化した。WAON POINTへのポイント施策一本化により利便性向上を図った。資材価格上昇と価格施策強化で粗利率が低下し、販管費増も重なり利益は前年を下回った。
カスミは営業収益1398億2400万円(0.5%減)、営業損失6億7500万円(前期11億0500万円の損失)、経常損失6億6700万円(前期11億4800万円の損失)。
期中、来店客数減が響き、営業収益は前年割れとなった。弁当や低価格おにぎりの投入でデリカ強化を進め、粗利率は改善し、営業利益は増益を確保した。
ただし営業収益の減少が影響し、営業損失・経常損失を計上している。BLANDE塩浜店の出店や既存店の冷凍食品拡充など、地域ニーズに合わせた改装を進めた。
いなげやは営業収益1098億8700万円(0.7%増)、営業利益2億円(74.6%減)、経常利益4億4800万円(60.3%減)。来店客数が伸び増収となった。
惣菜・ベーカリーの新商品開発が貢献した。また、フルセルフレジは87店舗まで拡大させた。一方、価格施策強化や資材価格上昇で粗利率が低下し、販管費増も重なったことで営業・経常利益は前年を下回った。
イオンフードスタイルは営業収益871億3900万円(287.6%増)。営業損失は27億1500万円(前期24億4500万円の損失)、経常損失27億5800万円(前期24億8000万円の損失)。
マックスバリュ関東、ダイエー関東事業、イオンマーケットの統合効果で大幅増収となった。文京グリーンコート、大島、船堀、月島、東大島などで活性化を実施し、新バナー「フードスタイル」化を進めた。価格施策強化と改装投資に伴う販管費増が重なり、営業・経常とも赤字となった。
