イオンのダイエーTOB終了、連結子会社へ

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8月27日、来週の火曜日、ダイエーはイオンの連結子会社となる。

 

今年3月27日にダイエー株の公開買付け(TOB)を発表したイオン。

独占禁止法に係る公正取引員会の企業結合審査を経て、7月25日から昨8月21日までの間、買付けを行った。

 

応募株券等の総数は、4837万4739株。買付け価格は普通株、種類株ともに1株270円。

だから、取得価格は130億6100万円。

 

今回のTOBの結果、イオンはダイエー株8788万8739株を所有し、議決権所有割合で44.24%を握ることになる。

 

TOB前の議決権所有割合は19.89%で、ダイエーはイオンの持分法適用関連会社だった。

 

ダイエーの連結子会社化がイオンの連結業績に与える影響については、現在精査中。

 

ちなみに、ダイエーの2013年2月期の業績(連結)は、売上高7728億0900万円、営業利益▲26億8300万円、経常利益▲36億7400万円、当期純利益▲36億9300万円。

純資産は1334億7600万円、総資産は3558億5300万円。

 

イオンの2013年2月期の連結売上高は5兆6853億円。

これにダイエーの売上高7728億円を加えると6兆4581億円。

セブン&アイ・ホールディングスの2013年2月期の連結売上高は4兆9916億円。

その差、1兆4665億円となる。

 

ダイエーの再建成功はイオンの業績に大きく貢献することになる。

M&Aで成長してきたと言ってもよいイオンは、新たな正念場を迎えた。

 

まったくの余談だが、タイムマシンで20世紀に舞い戻って、「ダイエーがジャスコの子会社になる」と予言しても、誰も信じないに違いない。それほどに感慨深いダイエーの連結子会社化である。

 

 

 

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