PPIHnews|南カリフォルニアの高級スーパーマーケット「Gelson’s」を買収

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(株)パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(東京都目黒区、吉田直樹社長)は2月24日、アメリカ・カリフォルニア州の高級スーパーマーケットチェーン「Gelson’s(ゲルソンズ)」を運営する持株会社「GRCY Holdings, Inc.」の株式を100%取得することを発表した。取引は2021年の第2四半期に完了する予定。

ゲルソンズは今年7月に創業70周年を迎える老舗高級スーパーマーケットである。歴史をたどると、1951年にカリフォルニア州エルモンテでゲルソン兄弟によって設立。1966年、Arden Groupに買収され、子会社となる。さらに2014年にプライベートエクイティ会社のTPGキャピタルに買収された。

2020年12月期の売上高は8億7200万ドル(1ドル100円換算で872億円)で、現在27店舗を運営している。新型コロナウイルス禍の下でも、同社のブランドに対する安心感とロイヤルカスタマーの強い支持を受け、市場シェアを大きく伸ばしている。ゲルソンズが事業を展開するカリフォルニア南部エリアは、周辺地域を含めて人口増加が続いており、また高品質な商品を求める消費者層が多いことから、今後も新規出店や既存店舗の集客増による継続的な発展が見込まれる。

今回の完全子会社化により、同社の海外売上高は年間2000億円規模に増加し、連結売上高の10%程度を占めるに至る。海外事業は、ディスカウントストア事業、総合スーパー事業に続くPPIHグループの新たな収益の柱になることが期待される。

同グループの北米事業は、2006年に初の海外店拠点として「THE DAI’EI (USA) Inc.(ハワイ州、現 Don Quijote (USA) Co., Ltd.)」および「Oriental Seafoods, Inc.」の全株式取得、2013年に「MARUKAI CORPORATION(ハワイ州、カリフォルニア州)」の全株式取得、そして2017年のタイムズ・スーパーマーケット24店舗を有する「QSI,Inc.(ハワイ州)」の全株式取得など、M&Aを有効に活用した基盤づくりと事業拡大を実施してきた。

今回のM&A後は、PPIHグループを通じて高品質なジャパンブランド商材を店舗に品揃えすることで、さらなる消費者の支持獲得に繋げていく。さらに同グループの既存の北米事業との間で、仕入れと資材調達等におけるスケールメリットや経営効率の改善等のシナジーも見込まれる。

ゲルソンズのロブ・マクドゥーガル社長兼CEOのコメント。
「新店開発や買収した既存店への融資、さらにはサンタフェ・スプリングズの物流センターへの投資など、7年間におよぶTPGキャピタルの、ゲルソンズ・ブランドへの理解と強力なサポートに感謝しています」

「ゲルソンズの最高水準の品質、価値、卓越した顧客サービスといったこれまでの長年の取り組みに引き続き注力しながら、PPIHとパートナーシップを組み、新たな成長を目指すことは非常に楽しみです。PPIHの上層部は、私たちの全店舗を訪問してくれたうえで、店とチーム、そして私たちの顧客サービスの哲学に対して称賛してくれました」(CEOコメントはProgressive Grocer記事より)

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