金融円滑化法期限切れの倒産増とM&A加速!?
熱い夏がやってくる。
金融円滑化法の期限切れは3月末。
政府は延長はしなかったものの、
金融機関に支援せよと号令をかけた。
だから倒産から免れるかと思ったが、
それに反して、
企業倒産が増えている。
民間信用調査会社の東京商工リサーチの調査。
3日に公表したデータによると、
「中小企業金融円滑化法」による
借入金の返済条件緩和後の倒産が、
5月は単月最多の44件になった。
ちなみに前年同月は23件。
今年の2月以降、
関連倒産は単月最多を更新し続けている。
産業別では、
製造業が最多の16件(前年同月4件)。
卸売業は8件(同8件)で、
建設業8件(同5件)と並んで2番目に多い。
そのあとに小売業が7件(同2件)が続く。
従業員数別では、
5人未満が15件(前年同月6件)。
前年同月より2.5倍も増えた。
20人以上50人未満も10件(同4件)で、
こちらも2.5倍に増えている。
中小企業の倒産増加。
今年は小売・サービス業でも
M&Aが増える。
商人舎はずっと言い続けてきた。
消費増税と円安が形づくる日本の消費マインド。
価格コンシャスが強まった消費者が、
さらに業界の再編を促す。
政府の口調は、空手形だったのか。
中小企業にとって、
やはり熱い夏がやってきそうだ。
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