ウエルシアnews | 中学生と共同開発した｢洗顔石けん｣限定販売

ウエルシア薬局(株)(東京都千代田区、松本忠久社長)は11月1日、高知県北川村ゆずを使用した「ユトワ 洗顔石けん」(80g 767円※税込参考価格)を全国のグループ店舗で発売する。

商品は「北川村の良質なゆずを全国の人に知ってもらいたい」という北川村立北川中学校の生徒の意見を取り入れて、同社と化粧品メーカーのウテナがサポートして共同開発された。

本来廃棄されるゆずの種から抽出した「ゆず種子油」がうるおい成分として配合されている。その他、ゆずオイルの特性を生かした洗い上がりや毛穴の黒ずみや角質をすっきり落とす洗浄補助成分が特徴となっている。

高知県北川村は、江戸時代からゆずの栽培を続ける日本有数のゆずの産地。日本で初めて青果の状態でEUへ輸出するなど、品質への評価も高い。しかし、人口減少とゆず農家の高齢化・後継者問題など、地域産業としての持続性には課題を抱えていた。

北川村の小学校では、「村のことを知り、課題解決に向けて自ら考える」ふるさと授業「北川学」を取り入れている。その中で、中学3年生が村の産業への貢献策として、ゆずを利用した石けんの発売が企画された。そして、北川村と包括連携協定を結んでいるパートナー企業のウエルシアとウテナが、このアイデア実現に向けてサポートを行った。

発売に向けて中学生にマーケティングや販促などの授業を実施し、ウテナが製品開発を、ウエルシアが販売サポートすることで発売が実現した。